君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

三菱電機の人権侵害は、女性労働者の人生を変えてしまった |君嶋ちか子|神奈川県議会議員

2022年8月24日

●「働く女性のフロアかながわ(WWFK)」という小さな団体があります。名前の通り、働く女性のよりどころともなる場を作りたいという思いから、2009年につくられました。

私も現役の公務員だった頃から会員として、議員になる前は世話人として関わってきました。18日はその総会でした。

●毎年総会後には講演などを企画していますが、今年は、三菱電機で長く続く人権侵害の被害者である女性を迎えました。

この件については、私も直近の代表質問で取り上げました。調査をしながら驚きの連続でした。

●2001年出向先で、セクハラを受け、それを訴えたことにより「職場秩序を乱す厄介者」扱いされ更なるパワハラの対象となりました。過大な仕事を押し付けられる、社員の前で罵倒される、などが続きました。

2017年に本社所属となりましたが、就業場所は鎌倉工場の物置同然の個室。電話もなく外部とは遮断されました。当初エアコンの設置もなく、熱中症で、三度緊急搬送されました。

トイレの入り口には監視カメラが設置され、出入りをチェックされ、トイレの時間が長いとして懲戒処分の対象とされました。

2001年からすでに21年、女性は精神的に非常に不安定な状態となり、現在休職中です。

●以上はこれまでにも明らかにされていることですが、この日はさらに具体的なことが語られました。

「どこの職場に異動になっても、自分とどう接するかが踏み絵のように扱われ、誰とも話せない。友人は一人もできなかった」

「当初寮に住んでいた。家庭の事情で実家にも帰れず、住まいも職場も心を許せる時がなかった」

(恐怖や辛さからか)「人事課長、総務課長などの顔が全くわからなくなった」

「今も買い物などには行けない」

彼女の傷の深さが伝わってきます。顔がわからなくなるというのは防衛本能でしょうか。

トイレの時間を理由とした懲戒処分だけではなく、「合わせて4回の懲戒処分を受けた」

労働基準監督署の立ち入りを受けた後にエアコンが設置されましたが、「冬でもエアコンを冷房にセットされる」等々、容赦のないいじめが続きます。

三菱電機内の労働組合にも相談しましたが、逆に脅されたといいます。まさに孤立無援の状態で、電機・情報ユニオンにたどり着いたのが昨年。

●ここまでやるか、人間がここまでできるのか、と信じがたい思いで聞きました。この20年あまりは彼女の人生を変えてしまいました。普通に働き、同僚と語り、時には楽しむ、そんな普通の生活を彼女から奪ってしまいました。

電機・情報ユニオンによる交渉で、休職期間は延長されましたが、まだ職場復帰は難しい状態です。

●鎌倉市議会や神奈川県議会で取り上げたことは、会社も承知していて、6月29日の株主総会や、電機・情報ユニオンとの交渉の場でも会社側は「真摯に対応する」「解決方法を探っている」との見解を示しました。

最低でも彼女に謝罪すること、会社の非人間的な仕打ちによって未だ職場復帰できない彼女の生活を保障することは必要です。そして何より人権侵害やハラスメントを生み出さない職場に変わらなければなりません。

この日彼女は私たちWWFKのメンバーに何度も「私のことを忘れないでください」と訴えていました。(2022.8.18)

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