衆議院選挙が終わって1週間、衆議院選挙結果に苦しんでいます。
●苦しみの第一は、自民党が316議席を占めたことです。
衆議院議席総数は465、3分の2に当たる310議席を優に超えましたから、国会で国民投票実施を決められます。選挙のさなか、自民党が300を超えるとの報道がなされると高市首相は、待ってましたと言わんばかりに「自衛隊を実働組織として位置づけるために、憲法改正をやらせてください」と叫びました。選挙結果はそれを可能としました。
日本社会をここまで疲弊させ、裏金と統一協会で汚染されながら反省も改善もしない自民党が、なぜこのように有権者の支持を集めてしまうのでしょうか。
高市人気に乗っかったことが一つ。首相について「何かやってくれそう」「本気度が伝わってくる」などの言葉が飛び交いました。政治家の場合、「何か」の内容こそ問題ですが、そこは期待する有権者も皆目わからないまま、投票は終わりました。選挙ではなく「人気投票」と言っていい状況でした。
自民の大勝を許した二つ目の要因は、立憲民主党が公明党に呑み込まれたことだと思います。「原発反対」「集団的自衛権違憲」も投げ捨てたこの党は、有権者の期待に応えられませんでした。公明と立民は改選前167議席から49議席(立民144議席→21議席、公明24議席→28議席、改選前の合計数が合わない(-_-;))と減らしました。
そのため、小選挙区などほぼ自民党一色になってしまいました。自民党を利することになったのは明らかです。
総じて、憲法改悪はじめ、戦後最も危険な状況になったと思います。
●もう一つの苦しみは、共産党が8議席から4議席へと半減したことです。
前回衆議院選挙比例得票336万2千票(得票率6.16%)から、今回は251万9千票(得票率4.40%)と大きく減らしました。ちなみに昨年の参議院選挙結果は286万4千票(得票率4.84%、改選4議席から2議席へ)です。
確実な減少傾向に入っていることについて、分析・評価が十分ではありません。「自力の低下」は明らかですが、それだけで説明がつくのか、また「自力の低下」に帰結させるならば、どんどん縮小していくのも当然という話になりかねません。有権者の心がなぜ離れる傾向にあるのか、をリアルにとらえなければ、この減少傾向を転換させることはできないと思います。
政策的には、一貫性を維持していることはもちろん、日本の政治を歪めているアメリカと大企業言いなりを明確に退けている政党として、日本になくてはならない政党だと思います。
「共産党は、政策はいいんだけど…」とためらう有権者が多いのですが、日本社会を正常化させるためにも、有権者の支持を広げることは不可欠です。
減少傾向の分析評価については様々なご意見を意識的に伺っていますし、ネット上でも少なからぬ意見が寄せられています。これらを柔軟に受け止めていきたいものです。
かつてない危機にある日本、この危機を乗り越えるために、日本共産党の影響力がまさに試されています。(2026.2.15)





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