君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

平間踏切改善状況を確認 |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2020年10月23日

●「開かずの平間踏切」の危険な状態については、何度かお知らせしています。

また、地域の方が調査も進め、それに基づき、私たち議員も参加しJR東日本横浜支社との交渉も重ねています。

それらの結果、今年の1月23日にJRは、「平間踏切の遮断時間短縮のために賢い踏切を導入する」と発表しました。導入時期は2020年度末とされました。

賢い踏切とは、踏切手前のホームに停車する電車と通過する電車を区別して警報開始時間をずらすことにより、遮断時間を調整するものです。

●発表以降の進捗状況の確認のために、JR東日本横浜支社を訪れました。

工事開始時期、工事期間などを訪ねても一切明かしません。「2020年度内には必ずやります」を繰り返すばかり。

なぜ説明できないのかを問うと、チラリと「プレスとの関係がありますので…」と。他の人達との情報格差を気にしているのかもしれませんが、それなら、公に説明すればいいだけのこと。

もっと言えば、このような事案では、関心を持ち度々足を運んでいる市民に対して、誠実な説明をするのは当然のことであり、知る時期に違いが生じたとしても誰にも被害は生じません。責められることではありません。

瞬時にそんなことを思いましたが、「追及調」になるのを避け、そこまでは言及せず。

「運行には全く影響はないのか」を問うと、それだけは「影響ありません」と回答がありました。

●もう一点、会から求めたのは、「賢い踏切」設置後、その変更を知らせ、通行者の注意を促すということです。

というのも、今は踏切があまりにも開かない為、遮断機が下りていても潜り抜ける光景が日常となっていますが、時間短縮後、今までと同じ調子で潜り抜けていると、危険な事態になりかねないからです。

これを求めた際にも、すんなりと返事が返ってきません。「遮断機が下りている時は、渡ってはいけないことになっていますから」と、現実を全く無視した言葉が返ってきます。

繰り返し「いや、それはそうだけど、現実には・・」と口々に説明して、ようやく「変更点については説明します」となりましたが、「注意喚起」の言葉は意地でも入れません。

●最後に、踏切内の歩行帯の改善について、お礼かたがた更なる整備を求めました。

歩行帯について求めていたのは、狭い歩行帯にブロックの突起が数か所あり、急ぎ渡る時に非常に危険でしたから、これを取り除くことが一つです。またひとつは、歩行帯が線路ごとに分断され、斜めにカットとされている箇所もあるので、そこを埋め、歩行帯をまっすぐにし幅を広げるることでした。

このブロックは、車の脱輪防止だと言い張っていましたが、そのブロックと車の通路の間に歩行帯がりますから、もしこれが車止めとして役に立つときは、歩行者をなぎ倒してからになります。この点は、以前の申し入れの時、私がしつこく食い下がって、そのブロックの無意味な役割と、歩く人にとってどれだけ危険かを強調したものです。

その申し入れの時は、了解の返事はなかったのですが、年明け早々、私が通りがかりに、取り除かれているのを発見したという次第。

今回、その結果に対しては率直にお礼を言いましたが、参加者から「あのブロックはやっぱり必要なかったんですよね」という発言があった際には、懲りなく「必要だった」と。私は「はいはい、必要なもの取り除いてくれてありがとうございます」と声には出さず、つぶやきました。この際は先方の矛盾を突くまでもないと思いましたので。

実際この飛び出ているブロックで転び、けがをした人もいましたから、取り除いたことは、多くの人から喜ばれました。

「手前白っぽい所がブロックを取った跡。その先四角いコンクリートが、今回広げた箇所」

それから10カ月経た最近、歩行帯の斜めの切込みが一部埋められ少し歩ける幅が広がっていました。お礼とともにこの幅をもっと広げてほしいと求めた次第ですが、今回も明確な返事はありませんでした。

皆が急いで踏切を渡る時にすれすれで車が通り抜け、ヒヤーッとした経験は何度もあります。少し体が傾いただけでも、確実に交通事故が起きます。

●明確な返事をせず、実施の際にも知らせず、というのがここのところのJRのやり方。そういえば、賢い踏切導入についても今回、「要望があったから導入したのではなく、もともと考えていた事です」と言ってましたね。「ヘーッ!」という感じです。申し入れ開始以降、「もともと考えていた」なんて初めて聞きました。

もっと爽やかに応えてくれればいいのにね、多くの人に喜ばれる改善をやっているんですから。 (2020.10.16)

新着記事

  • 過去の記事

  • facebook
PAGE TOP