君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

県議団沖縄に学ぶ(その5)空を飛ぶのは小鳥だけがいい |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年11月27日

●視察最終日の午後は、緑ヶ丘保育園を訪れました。

2017年12月に、米軍ヘリの部品がこの保育園に落下しました。神谷園長からお話を伺いました。

*1歳児クラスのトタン屋根の上に落ち、屋根にはへこみが生じている。この時園庭で遊ぶ園児もおり、児童への直接被害に至らなかったことが救い。

*落ちてきた筒状の部品は、油の臭いがしていた。直径約7.5センチ×約9.5㎝、厚みは約8ミリ。ストロンチウム90のカバーともいわれ、不安を募らせている。

*落ちてくる写真や目撃者がいるにもかかわらず、米軍は、自らのものとは認めていない。CH53E大型ヘリの離陸は確認された。

*驚いたことは、被害者である園に対する攻撃が続いたこと。脅迫や、嫌がらせのメールやSNS、電話が相次いだ。「自作自演だろう」「暇だな」などの言葉が投げかけられた。

「事故後の嫌がらせのSNS」
「この屋根の上に落下物」

*恐怖感が拭えず、今も外での体育などはできない。

保護者達は、有志で実行委員会を作り、様々な取り組みを進めています。

「チーム緑が丘1207」を、緑が丘保育園のお母さんたちを中心に作り、「お空を飛ぶのは小鳥だけがいいな」を掲げ、フェスティバルを行ったり、東京でも交渉や訴えを行っています。

市議会も全会一致で「保育園上空を飛ばせない」の決議を上げました。飛行中止を求める署名14万以上を集めましたが、今も飛行は止まりません。

園長は、まさしく人権問題であると語ります。

●その後、最後の訪問先ひめゆり平和祈念資料館に向かいました。

ここは2度目です。以前、実際の「がま」にも入ったことがありますので、展示を見ていても、彼女たちのがまでの生活が思い浮かびます。

がまは、暗く、狭く、足元はごつごつの岩場でした。そこに水がしたたり落ちるような湿気も加わり、とても滑りました。

ここで傷病兵の看護をしたり、切断した足や死体を運んだり、排せつ物を入れた樽を天秤で担いだりの作業がどれほど困難なものであったか、を思わずにいられません。

沖縄師範学校女子部・沖縄県立女学校の生徒222人と教師18人が、沖縄陸軍病院に配属されたのは1945年3月。想像を絶する恐怖と困難の病院の仕事を経て、陸軍病院を出ます。日本軍とともに本島南端部に向かいます。6月18日には突然の解散命令。軍が見放したという事です。逃げまどいながら136名が命を落としました。

戦争の悲惨を語ってあまりあります。展示室の壁に掛けられた227名の遺影が胸を突きます。

ひめゆり平和祈念資料館に象徴される戦時の悲惨、そして、今も続く緑ヶ丘保育園の恐怖、沖縄が背負う実態が迫ってきます。

なぜこの沖縄にさらに基地を押し付けようとするのか、また心ない誹謗中傷を投げかけることができるのか、この理不尽への怒りを改めて思います。

粘り強く取り組まれている基地建設反対の取り組み、基地跡地利用の豊かな施策、未来を担う子どもの貧困化対策、手応えある視察を終え、帰途につきました。(2019.11.13)

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