●ひと月が早い!
また県庁前の宣伝行動が巡ってきました。この行動の時は、雨や嵐、猛暑が多いのですが、この日も炎天下。
思わず冒頭で、「県もCO2 削減、より本気で行って欲しい」と訴えないではいられませんでした。
●私は別件で、神奈川県の人権施策を検証していました。県は施策の中で「子どもの人権」についで2番目に「女性の人権」を位置付けています。
私は、知事の11年間は、愛情とは無縁の世界で性欲のはけ口として、女性の気持ちなど慮ることなく接していたという点で、本質的には性暴力と同様と考えていますから、「女性への暴力の防止と人権の尊重」という項目に目が行きます。
この施策では、暴力の代表的な形態として5件指摘しています。その内「精神的暴力」(暴言を吐く、脅かすなど)と「性的暴力」(性行為を強要する、避妊に協力しないなど)が、黒岩氏が該当する可能性があると思います。
「精神的暴力」については、アダルトビデオをいつも相手の女性に買わせ、買えない時には「わざわざ来てやったのに、どうして買ってないんだよ!」と怒鳴る、「前から発注しとけ!言うてるやないか」とメールをよこすなどのケースがありました。
また知事選に出るために別れを告げる際には「遊びだったんだよ!」と声を荒げています。
「性的暴力」という点では「私の前でそのビデオを見ながら自慰行為を行い、気持ちが高まってくるとさっと私の方に身をひるがえし、抱き着き行為に及ぶ(中略)女性としての尊厳が踏みにじられているようで、本当に嫌で堪りませんでした」という女性の言葉が浮かびます。
県としてはこれらに対し、暴力の未然防止、相談体制の整備、保護体制の整備、自立支援の促進、関係機関との連携などを重点目標としています。
●AV新法は、2022年に制定・施行されました。
①AV出演被害の発生及び拡大の防止を図る ②被害者を救済する ③出演者の性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資する。を目的とし、性行為の強制の禁止、公序良俗に反する契約は無効、売春は許容されない等を基本原則としています。
この背景にはAV出演者に重大な被害が相次いで発生していたという事情があります。私たちの会としてもAVについて学習会を行いましたが、凄まじい被害実態に驚きました。
出演者の被害だけではなく、視聴や模倣行為の強要などの被害や女性を性の商品に貶める役割を果たしています。
このような数々の被害を生み出すAVは、やはり本質的に人間の愛情に基づく行為を描くものとは異質であり、性的興奮をあおるということに価値を見出そうとしているのではないかと思います。
その結果、AVは性暴力の温床の一部ともなっています。
●人権施策やAV被害の対応も求められる県行政の役割を改めて検討すると、県行政の責任者に、やはり黒岩氏は相応しくないと強調しました。(2025.6.18)