君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

少子化の時代に新設された小杉小学校  |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年3月29日

●小杉町2丁目に川崎市立小杉小学校ができ、竣工式の案内を頂きました。
なぜ、少子化と言われる時代に、小学校ができたか。言うまでもなく武蔵小杉駅周辺の再開発の影響です。
中原区の人口は2008年21万9千人、2018年25万2千人と3万3千人の増となっています。再開発地域となる5つの町丁では、1万3千人の増加となります。
この結果、周辺の学校は満杯となり、小学校の新設に至りました。
文科省も驚いていたそうです。この時代に小学校新設は珍しいと。

小杉小学校 (3)

●竣工式の後、内覧会となりました。校舎は、日本医科大学の土地を30年の借地権で使用。この点だけでも、もの悲しくなってしまいます。当初から30年で廃止と言われているようで。
総工費約49億円。マンションのモデルルームにいるような錯覚を時に覚えました。

IMG_4610

●様々な配慮がされていました。感心しつつ違和感も。
例えば、グラウンドは「住宅密集地に立地するので砂塵飛散対策として人工芝を採用」と説明されると、私は、「イヤイヤ、ここだけじゃないでしょ、住宅密集地に立地しているのは」と。
「環境学習室」なるものもありました。私はここでも「ウン?環境学習って普通の教室ではできないわけ?」と思ったり、「子ども会議室」と聞くと「使いみちをここまで限定する?」、「グローバルルーム」と聞けば、「ん?これも普通の教室では学べない訳?」と疑問を覚え、という具合です。

IMG_4612-2(多目的ホール)

IMG_4615(グローバルルーム)

IMG_4620(人工芝のグラウンド)

●木材がふんだんに使われ、太陽光パネルの設置、普通教室も間仕切りを開け放すことも可能、オープンスペースは学級数が増加の際には教室として転用可能な造りに、等々、評価すべき仕様も多くありました。
デザイン的にも優れ、木材は目にも優しく、でもでも・・・やはり、他の学校とのあまりの違いにため息が出ました。
願わくば、このような設備や配慮は、ここだけではなく、全ての学校に!

●思えば、(いくつかの過剰と思われる設備を除けば)この程度の環境は全ての子どもたちに保障されるべきです。
神奈川県も、川崎市も、教育に十分なお金を使い、学校の維持管理のレベルを上げれば、子どもたちに育ちの場を保障するとともに、地域の経済活性化にもつながるのに、等と思いながら、学校を後にしました。(2019.3.23)

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