君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

NEW!危険な国づくりの共犯者を増やさない |君嶋ちか子|神奈川18区|前県議会議員

2025年7月11日

●参政党代表神谷宗幣氏の発言がひどすぎます。デマと差別が続く発言。また「新日本憲法(構想案)」には、天皇を元首とする国家、国が主権を有する、国民の要件は父または母が日本人かつ日本を愛する心を有することが基準、国民は日本を守る義務を負う、婚姻は男女の結合を基礎とし夫婦の氏を同じくすることを要する、国は自衛のための軍隊を有する等々が明記されています。その弊害や被害は広範な分野に及ぶのですが、マスコミは基本的にそれらを無批判に報道し、支持率の上昇などレースの予想をあおるような結果となっています。

意見や政策の違いというレベルではなく、基本的な規範を侵していますから、現職の国会議員が、選挙の中で発していることに対して、社会はそれを正さなければならないと思います。

●7月6日に、桜木町駅で「参政党代表神谷発言に抗議する緊急アクション 女の価値を産む産まないで決めるな」が開催されました。弁護士の武井由起子氏などの呼びかけです。私も発言したかったのですが、政党関係者はダメとのこと、これはちとおかしいとは思いましたが、その場では呑みこみました。

●複数の方が訴えていたのは、病気などの事情により産めなかった苦しみ、望んだけれど叶わなかった苦しみ、また「私は産まない」と選択した苦しみ、など。皆さん言葉に詰まり、時には涙で言葉が途切れました。

たくさんの思い~悔しさや悲しさを抱えながら生きてきたのです。その痛みに塩を刷り込むような神谷発言、しかも産まない女は価値がないと言わんばかり。女性はここにおいて人格を有した人間ではなく、産む機械に貶められています。

●「仕事に就かず子どもを育てる人には10万円の給付をする。これはそこらのパートよりお金になるよ」という趣旨の発言も本当に人を馬鹿にした話です。10万円あてがうから文句ないでしょと言わんばかり。女性の人生はお金の比較だけで成り立つものではありません!女性に対するいくつもの差別・制約を乗り越えて職域を広げ、同一賃金を求めて力を尽くしてきた女性の歴史を踏みにじるもので、「偉そうに語るな!何がわかっているんだ」という気持ちです。(ここら辺を発言したかったなあ)

●「日本人ファースト」に象徴される外国人差別も許しがたいものがあります。「人間にはファーストもセカンドもない」という本質的な指摘とともに、多くの人々の「苦しい暮らし」の怒りを外国人に向けさせ、悪政への怒りをそらす役割を果たしています。しかも少なからぬ人たちの表面的な感情に受け入れられ易いという特徴があります。

以前その方のトラブルで相談した方が「参政党に投票しようか迷っている」とのこと。「参政党を支持するのはなぜ?」と聞いたら「日本人ファーストだから」と即座に帰ってきました。日本人ファーストに何を期待するのかと聞くと「以前生保が認定されなかった時に、隣の中国人は認定されていたから」という答え。個別案件の違いなど全く斟酌せずに、認定されなかった恨みは外国人に向けるというパターンです。このような八つ当たり的一時的ストレス解消法に、このキャッチコピーは乗っかっていると思います。これは参政党「支持」に多く見られるパターンではないかと思います。外国人を攻撃したところで、私たちの暮らしが改善される保証は全くないにもかかわらず。

国民の暮らしが困難な時に政治の大本に迫るのではなく、問題の本質を見誤らせるというミスリードを政治家が行っているのです。

●「新日本憲法」の問題点はてんこ盛りの感がありますが、あまりにも長くなるので、この点はまた別の機会に。

このような場をたくさん設け、参政党の危険な国づくりに手を貸す人たちを増やさない動きをつくりたいと思います。12日には川崎で開催します。(17時30分~川崎駅東口)ご参加ください。(2025.7.6)

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