●定例の駅頭宣伝を、市古次郎市議会予定候補と向河原駅で行っていました。そこに次々と現れたのが、あさか由香参議院神奈川選挙区予定候補、しいばかずゆき参議院比例予定候補、そしてはたの君枝衆院議員。隣のNECのリストラ反対の宣伝支援に駆けつけたのでした。
急遽駅頭宣伝にも加わっていただきました。隣のNEC宣伝の声も聞こえてきて、いい雰囲気でした!
●駅頭宣伝を終えてからは、私たちもNECの宣伝に加わりました。
黒字でありながらNECは、3000人のリストラを目標とし、2170人を退職に追い込みました。さらに追加リストラをめざしています。
残された労働者は、長時間労働を強いられ、悲鳴が上がっていると、アンケート結果で語られていました。
●春闘宣伝とNECディスプレイソリューションズ(NECDS)の不当解雇撤回の宣伝も同時に行いました。
NECDSでは、27歳の青年が、上司からのセクハラを受けメンタル不調となり休職を強いられ、復職可能の診断が出ても、それを認めず「休職期間満了・自然退職」とし、実質解雇に追い込まれています。彼は不当解雇撤回を求めて横浜地裁に提訴しています。
●大量リストラ、人権無視の不当解雇、働く現場は荒廃しています。私はやはり、人と技術を大切にしなければ、企業の繁栄はあり得ないと、訴えました。
職業安定所(ハローワーク)に勤務していた時に、大規模な人減らしを始めたある企業が、どんどん離職者が増えていくさまを見てきました。まさに企業が溶解していくという実感を持ったことがあります。どんどん人と技術が流出していくのです。
度々リストラを繰り返す電機産業の再生を願いながら、マイクを握り、チラシを配りました。
●続いて、神奈川労連・電気情報ユニオンなどとともに神奈川労働局に申し入れを行いました。
NECだけではなく、富士ゼロックス1万人、富士通5000人、東芝7000人等々のリストラが行われています。日立の常時リストラも進められています。
この事態に対し、雇用対策本部の立上げ、リストラ企業への指導、雇用の確保などを求めました。
●厚生労働省の通達で、大量離職者が発生する際に、必要に応じて都道府県労働局長を本部長とし関係職員や地方公共団体などからなる雇用対策本部を設け、指導援助を行うとされています。
昨年、日本共産党県議団も神奈川県知事に対し、雇用対策本部の設置、状況の把握、企業に社会的責任を求める事、安定した雇用の確保などを申し入れています。
●私の後輩でもある労働局のメンバーの対応は、残念ながらとても不十分でした。「個別企業の名前は控えさせていただく」を繰り返しながら、具体的方策を避けようという思いが感じ取れました。私は思わず「労働者保護行政であることを自覚してほしい」と。
他にも質したいことはたくさんありましたが、主役は組合なので仕切りは任せましたが。
労働局の立場上の制約はあるでしょうが、不本意な離職者を極力出さない、雇用の安定を図るというのは、労働行政の大義でもあるのですから、組合の訴えを率直に受け止めるべきです。(2019.2.4)