君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

再びヘイトデモ、300メートル

2017年7月25日

●昨年6月中原区平和公園近くで行われようとしたヘイトデモを止めてめてから約1年、再び昨年と同じ人物の呼びかけで、デモが計画されました。デモ申請は12日になされ、早々に許可されたと聞きました。
私は14日に、はたの君枝衆院議員、市古てるみ市議、おおば裕子市議とともに、神奈川県警に申し入れを行い、許可への抗議と市民を守るための警備をしっかり行うことを求めました。

●16日当日、共産党は元住吉駅と武蔵小杉駅で9時半から宣伝行動を行い、市民にヘイトデモ・ヘイトスピーチの不当性と差別のない社会をつくることを訴えました。
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私は武蔵小杉駅で訴えた後、デモが予定される場所に向かいました。平和公園前の綱島街道沿いには、約20台の「かまぼこ」と言われる警察車両が並び、歩道はヘイトデモに反対する市民約1,000人で埋まり、その前に警官が立ちはだかっています。県下から集められた警官は数百人とも。
私の前の警官は、道路上を注視する私が1~2歩左右に動いただけでも、それに合わせて移動します。誰を監視しているのかは明らかです。

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●その内、小杉駅方面に警官がいきなり走り出しました。それとともに沿道の市民もそちらに向かい始めましたが、私は市議との待ち合わせ場所にもなっているその場をすぐには離れられないでいると、デモは終わったらしいとの声。市ノ坪交差点付近まで行った時には、デモ当事者はバスで立ち去っていました。

●私は、その場を目撃した数人の方から状況を聞きました。デモ主催者等を乗せた観光バスが市ノ坪交差点付近で20人前後の彼らを降ろすと、とたんに警官が彼らを守るかのように囲い込み、小杉駅方面に向かいます。その前方に次々と反対する市民が座り込みなどを始め、彼らは約300メートル進んだところで解散。時間にして10分程
彼らはこの状況をもって、デモ成功という趣旨の発言をしています。

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●そもそも最初のデモ申請は、警官が物々しく並んでいた平和公園から300メートルほど小杉寄りの地点(東横園芸当たり)だったといいます。そこからリッチモンドホテルまでの約700メートルの予定だったと。(正確にはまだ確認できていません) 彼らは府中街道を通り市ノ坪交差点で、その開始地点なら右折すべきところを、急きょ左折し当初より距離を短縮する地点でバスを降りています。
これらの変更は警察との綿密な連絡があったといわれても仕方がない流れです。

●一方で警官は平和公園付近に数百人。この配備については、まさに「おとり」という声が多くあがっています。神奈川県警が何を守ろうとしていたのか、大きな疑問と怒りを覚えました。
私達は警備で付近の市民の平穏を守ること、「殺せ!」などの犯罪的罵声から市民を守ることを申し入れたのです。沿道の市民に対する過剰な警備やおとりを申し入れたのではありません。
ここにどれ程の税金が使われていたのかも問題です。

●終わってからの集会で、ヘイトスピーチ解消法をつくらせる先頭に立ってきた崔江以子(チェカンイジャ)さんは、「市民が止めなくても、こんなことが起こらない法整備や条例化を」と絞り出すように訴えました。
私は、これらの基本的確認とともに、彼らの「勝利宣言」のために市民をだますような警備のあり方を変えていきたいとスピーチしました。(2017.7.16)

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