26日、「神奈川生存権裁判」第4回口頭弁論がありました。口頭弁論後の報告集会に木佐木議員とともに参加し、県会議員団からの挨拶をさせていただきました。久しぶりの青空の下でした。
私は、裁判が始まった今年1月の報告集会にも参加しています。寒く、ときおり雨も降っていたその時の悔しさ・哀しさが忘れられません。「国が、生活保護費を削るとは何事だ」という思いでした。
生活保護費を削るという事は、国が国民に「死ね」というに等しいと私は思います。ここは決して手をつけてはいけないところなのです。削減前ですら「健康で文化的な最低限度の生活」には程遠かったのですから。
今も覚えています。陳述書に「『夏はクーラーのある所に出かけろ。冬は布団にくるまって寝ていろ』とケースワーカーから指導される」と書かれていたのを。
国は、生活保護費が財政を圧迫しているといいますが、「GDPに占める割合、僅か0.6%の生活保護費を、圧迫の根拠としているのは不合理」と、今回、原告弁護団は反論しています。この点からも、政権の心無い受給者いじめにとどまらない憲法の生存権破壊の意図が透けて見える、と私は思っています。
寒さに再び向かおうとする今、第4回口頭弁論を経て、憲法25条破壊を許さない国民の闘いは続きます!(2016.10.26)