畑野衆院議員・大山県会議員とともに、26日県立川崎図書館を訪問しました。KSP(かながわサイエンスパーク)への移転が予定されていますが、キャパが十分でなく分散化が必至といわれ、大きな危惧が市民から寄せられています。
この図書館は、全国的にも唯一といわれる特色を持っています。地下には外国科学雑誌、1階はビジネス支援室としてものづくり支援、2階は展示コーナーとホール、3階は科学技術室として自然科学や技術の専門誌・学会誌を、4階は社史室で社史・産業史・労働組合史などを収納しています。さらに川崎公害裁判の記録も寄贈されています。
まさに川崎で育った特色ある蔵書ですが、さらに図書館運営も充実しています。職員の方々の意欲が伝わってきます。各種講座やイベントも充実し、神奈川資料室研究会というとりくみも50年続いています。
図書館は入れ物だけではないことを実感させてくれます。
分散移転されれば蔵書とともに、職員の方や機能も分散に至ります。懸念する市民の方と同様、私も今の機能を維持しながら一か所に存続させたいと心から願っています。それも育てられた川崎に!
このままでは、神奈川がまたもや貴重な財産を失ってしまいます。(2016.8.26)