ヘイトデモが川崎に、しかも今までコースになったことがない桜本に来る、という情報に、関係者には驚きの声が。外国籍の方が多く居住するこの地域に来るのは、「安保法案反対で、ハルモ二たちがこの地域で初めてデモをしたことを意識したのでは」などの推測も出てきました。
でも「この地域に踏み込ませ、多くの人たちに不安を与えることは許さない」という反応もまた早く、カウンターや地域の方々、共産党や市議、また国籍による差別や存在否定の悪罵を許さないという多くの方々が、このヘイトデモを圧倒しました。
私も何とか駆けつけましたが、この地域以外の様々な分野で頑張っている仲間にも出会いました。「アーこの連帯はすごいな」とうれしくなりました。
カウンターのMさんも「(警察が)桜本のデモ許したら、新幹線で飛んでくるやつ(カウンターの側)もいるだろうな」と。
街の人が「よろしくお願いします」と声をかけてきます。「ヘイトスピ-チ許さない」のポスターもあちこちに。
カウンター以外の人が多く参加していること、街全体に「許さない」の声が感じられること、これらは他地区や今迄のヘイトデモを巡ってはなかったことだそうです。
「女子高生がプラカード掲げ、声あげながら走っている姿に感動」「町中で拒否しているような空気」という趣旨のツイートも多くありました。
ちなみに、デモは桜本を通らずに藤崎にコースを変更しました。人数は15人だったそうです。「そうです」というのは、彼らのデモは警官に二重三重に取り囲まれ、私には最初から最後まで警官しか見えなかったのです。「帰れ」の声を上げていた人たちは300人とも500人とも。(2015.11.8)