決算委員会が続いています。4日は民生費と労働費について審議。民生費は加藤議員、労働費は私、とこの日は担当を分けました。加藤議員は、児童相談所の運営と緊急財政対策で削られた補助金の復活について。
私は、以下の点について質疑を行いました。
【労働相談】
労働センターには、年間1万2000件の相談が寄せられています。その特徴的なことを聞きました。
3年前、女性からの相談が初めて男性の件数を超え、今は52.3%に達していること、非正規雇用労働者の相談の70.5%は女性からの相談であること、などが述べられました。「女性の貧困」が問題となっていますが、労働相談においても女性を取り巻く状況が深刻になっていることが示されました。
全体で最も多い相談は「解雇」、次いで「賃金問題」とのこと。
相談体制の充実を求めました。
【労働教育講座】
各種労働教育講座も取り組まれています。最も講座数が多い出前教育講座を取り上げました。
94講座で受講者は9577人となっています。学校からの依頼が多く、労働法などの基礎知識を学んでもらうことが多いとのこと。また企業からの要請ではハラスメントなどに関わることが多いそうです。
労働にかかわるル-ルを知らなかったために、人権無視の状態に対し、なす術を持たなかったという例に私も多く接してきました。労働教育を高校生に広げることを求めました。
【職業訓練について】
かつて県内各地に10校あった職業技術校が、2校に統合されています。この問題を取り上げたかったのですが、残り時間わずか (共産党に与えられている時間は回答含め17分)のため、この問題は諦め、委託訓練の質疑のみとなりました。
事務系、IT系、介護系の科目は訓練校で直接行うのではなく、各種学校などに委託されています。でも、就職率などの数字をあげ直接行う訓練が、より受講者の要請に応えられるのでは、と指摘。直接訓練の充実を求めました。(2015.11.4)
(委員会の様子が撮影できると良いのですが…、外は秋真っ盛りです)