●15日、夫の父母・兄の法事で早来(北海道安平町)へ。夫の幼馴染が住職を務める立派なお寺で、私たち家族4人、夫の姉夫婦2人と3人の子どもたち、その配偶者や子どもたち8人、さらに夫のいとこと配偶者たち8人と賑やかな法事を行いました。
故人をよく知る住職の話は、懐かしい光景を思い出させました。めったに会うこともない夫のいとこたちの話も初めて聞く事も多く、人柄も伝わってきました。このような場は、亡くなった人たちを偲ぶだけではない貴重な場となるものです。
●翌日、時間はあまりありませんでしたが、北大構内を歩きました。北大は久しぶり。
医学部横の銀杏並木は在学中から好きな場所でした。黄色のトンネルと化す季節はとりわけ素晴らしいのですが、その落ち葉が重なる道路を歩く時の柔らかな感触も忘れられません。
今回は残念ながら葉は既に落ち、落ち葉の重なりも少なくなっていました。でもその枝ぶりはやっぱり見事。素敵な並木です。
●次に向かったのはポプラ並木。ここも好きな場所でした。学生の頃も考え事をしながら歩いたものですが、卒業後もこの並木を描くためにスケッチに訪れたり、子どもをおんぶしながら来ていました。子どもたちが大人になってから訪れたスナップ写真も良き記念です。(亡くなった娘の優も写っていて)
夏の緑濃く茂ったポプラももちろん素晴らしいのですが、この日の黄色くそびえたポプラも実に素敵でした。背景には農場が広がり空はあくまでも広く、様々な思いが去来しました。
●理学部も思い出多い場所です。北大闘争の拠点ともなり、足しげく出入りし、泊まり込んだ時もありました。この場所は現在、北海道大学総合博物館となっています。私には当時のまま学びの場として使って欲しい気持ちがありますが、博物館としても時間がある時に見てみたいものです。
●理学部の先には中央ローン。ここにも思い出が。入学当初校舎が封鎖されて入れない時に、討論の輪がいくつもここで作られていましたし、学生・院生・教職員共催で1万人集会を開催したのもここです。
この日はローンを流れる湧水が輝いていました。
●今回は半分も歩いていない構内ですが、以前より広さを実感しました。ここを学生時代は飛び歩いていたんですよね。北端の教養部から南の端のクラーク会館まで一日に何度も行ったり来たりしていました。当時残っていた路面電車の駅で三つ分もありました。
樹々の豊かさも本当に心地よく、ほれぼれと眺めてしまいました。いつまでも身を置きたい気持ちでした。樹木と空間がどれだけ人間に必要なものか、細胞が生き返るような気がしました。
人間の繋がりを感じ、思い出を確かめながら自然の中で深呼吸ができた素敵な旅となりました。(2025.11.16)
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