君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

NEW!厳しい選挙結果を報告 |君嶋ちか子|神奈川18区|前県議会議員

2025年7月29日

●参議院選挙を終えました。日本共産党は得票286万4千票(得票率4.84%)という状況。議席は改選4議席から2議席に後退。前回参院選は361万8千票(同6.82%)、昨年衆議院選挙は336万2千票(同6.16%)でした。

選挙区選挙でも、京都と埼玉で現職議席を失い、当選は東京選挙区の吉良よし子議員のみとなりました。結果として共産党は改選前11議席から7議席へと減少しました。

これが痛苦の現実です。政策では先駆性を示し、国民の声を代弁しながら、なぜこのような結果になるか、深刻な総括が必要です。力不足だけで片づけてはいけないと思います。この点ではできるだけ多くの方のご意見を伺わなければと思います。

昨年の衆議院選挙以来、一段と報道における共産党排除が強まっていますが、今回議席を減らしたことによってさらに有権者の目から遠のく事でしょう。様々な困難が予想されます。

●前向きの変化は何といっても、参議院においても与党過半数割れに追い込んだことです。この点は、今回の選挙における私たちの大きな目標でした。

これをめざす過程で、17の一人区で候補者の一本化(すべて立民候補者)を図ることができたのもうれしいことでした。その結果11の一人区で野党の候補者が勝つことができました。沖縄選挙区でもオール沖縄の議席を護り抜くことができました。

ただこの成果はあまりにも軽視されがち。立民の野田氏もこのことは全く触れないし。

●一方で危険な流れも顕著となりました。参政党が改選1議席から14議席へと躍進し、15議席となりました。

参政党は、事実に基づかない外国人攻撃により排外主義をあおり、「女性の価値は生殖にあり」と言わんばかりの暴言を繰り返しました。

さらに選挙時に示した憲法構想案は、日本国憲法の三大原則(国民主権・基本的人権の尊重・平和原則)をかなぐり捨て、そこに住む人の人権は保障しない世界が広がっていました。法の下の平等X 思想信条の自由X 表現の自由X 黙秘権X 等々。

代わりにあるのは、「第5条 国民の要件は、父または母が日本人であり、日本語を母国語とし、日本を大切にする心を有することを基準として法律で定める」続いて「国民は、子孫のために日本を守る義務を負う」と。さしずめ政権批判をする私など国民の資格はく奪ですね。

第7条の3には「婚姻は男女の結合を基礎とし、夫婦の氏を同じくすることを要する」と明記していますから、同性婚も夫婦別姓制度も憲法で禁止ということ。

9条では、神話も必修とされ、教育勅語の尊重を謳っています。

20条では軍隊の保持を明記し、軍事裁判所の設置も記されています。

この憲法が国民に対して守ることを課している「国」って実態は何なのか。

この憲法構想案を読んでいない候補者も多いと神谷氏は言っていましたが、有権者の多くも知らないかもしれません。

この党の実態を冷静にとらえる有権者が増えることを、心から願っています。もちろんそのための行動には引き続き取り組みます。

●この日の街角宣伝5か所では、これらとともに、消費税廃止と当面の引き下げ、賃金と年金を上げる政策の実現に力を尽くすことを訴えました。(2025.7.22)

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