君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

人間を道具のように扱う人が知事の椅子にいていいのか |君嶋ちか子|神奈川18区|前県議会議員

2025年5月31日

●この宣伝も26回目を数えました。

2023年の知事選挙直後の4月から始めて2年以上経ちました。週刊文春が報道した知事の異常な言動に、直後は少なからぬ人が驚きの声を発しましたが、2年経つと「えっ、まだやっているの?」という反応もあります。

知事の無反省ぶり、日本社会で性に関する認識が大きく変わったこの数年、などを考えると、「まだ」どころか、知事にはさらに深刻に受け止めてもらわなければなりません。

●「たかが浮気」、こんなセリフも聞きます。

「浮気」や「不倫」が、相手への愛情によるものだとすると、知事の11年間は「不倫」にもなっていないと思います。

というのは、知事の態度には、相手の女性に対する愛情や敬意が感じられないからです。500通以上の卑猥メールを送り付ける、アダルトビデを買わせ続ける、買えない時には「わざわざ来てやったのにどうして買ってないんだよ!」と怒鳴る、ビデオを観ながらの行為に及ぶ(女性はこれがとても嫌だったと語っている)、知事選に出るとなると「遊びだったんだよ!」とまくしたて別れを告げる・・・・これらは、みずからの性欲のはけ口として、女性を便利に使っていることを示しているのではないでしょうか。相手の気持ちにも状況にも全く無関心なのですから。

となると、性暴力と変わらないという話です。性暴力は相手を深く傷つけ、人生を変えてしまいます。それほど罪深い行為です。

その加害者が、反省のかけらもなく知事の椅子に座っているのは、女性に対しても県民に対しても、冒涜と言える行為です。

●「女性にも問題がある」とか、「二人の問題だ」などの声も寄せられます。

でも私たちは、二人の関係の裁定をするつもりではありません。あくまでも黒岩氏の人間性と人権感覚を問題としているのです。人間を道具のように扱う黒岩氏が神奈川県の行政責任者として座っているのは問題だと言っているのです。

人間を道具のように扱う、これは対象が女性に限るとは思えません。私は黒岩氏が自らのアピールのために思いつきのような政策を掲げ、その普及のために職員に妙なキャラクタースーツを着せたり、歌わせ踊らせたり、過重な業務を強いたり、の数々を思い出します。(ついでに議場で議員に罵声を大声で浴びせた粗暴性も)

まして県行政は、ジェンダー平等を促進させる役割を担い、性暴力被害者支援を掲げる行政です。アダルトビデオの深刻な被害にも対応が求められます。

黒岩氏にはその資格がありません。

●「このような人が知事の座に座り続けているのは、県民にとっても職員にとっても不幸です。知事の座を退くべきです」と結ぶマイクを握る私。伊藤詩織さんやフジテレビの女性アナなどの悲しみや苦しみを思い浮かべながら。(2025.5.21)

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