●参議院選挙を7月に控え、比例5人の予定候補者小池晃・はたやま和也・山下よしき・井上さとし・白川よう子の各氏が揃って演説会を行なっています。
4日は埼玉での演説に続き神奈川県に。もちろん各県の候補者も参加しますから埼玉では伊藤岳さん、神奈川ではあさか由香さんが加わりました。
●私は地域での挨拶があったため、開始時間には間に合わずトップバッターのあさかさんの演説は聞けず、会場に着いた時ははたやまさんが話している最中でした。
はたやま和也さんは北海道が地元。「灯油代が3倍になっている」と厳しい暮らしを語りながら、消費税減税やインボイスの廃止を訴えました。
井上さとしさんは、元日に能登を訪れています。遅れている能登の復興への決意を述べ、何もかもが足りていないと「住民本位の復興」を訴えました。
山下よしきさんは、気候変動対策を強調。ドイツが福島事故を教訓として原発ゼロに踏み切ったこと、イギリスの石炭火力発電所全廃に触れ、再エネは日本の倍以上になっていることを報告。世界の流れに逆行する新たな舵を切った日本政府を批判し、エネルギー政策の転換を訴えました。
白川よう子さんは、「沖縄・九州・四国・中国が大軍拡の前線となっている」と警告を鳴らし、政治の転換を求めました。医療従事者であった白川さんは、「ベッド数を減らせば400万円の補助金が出る」という医療政策を批判しましたが、まさに亡国の政府です。
●最後に小池晃さんの訴え。能登の復旧・復興の遅れ、そして食糧支援などに列をなす日本、このような状態をつくり出している政府を痛烈に批判。衆議院選挙で示された国民の願い=困難な暮らしを変えたい、自民党政治を転換させたいという願いを裏切っている「維新や国民民主の態度は自民党を助けるもの」と指摘。
やはり「この国の歪みを正し、資本主義の矛盾に切り込む日本共産党が大きくなってこそ政治は変わる」と強調。本当にそう思います。衆議院選挙後の短期間の間にもそのことが示されています。
参議院で法案提出が可能な11議席を確保する重要性を訴えました。
共産党の議席の確保とともに、参議院でも与党過半数割れに追い込むことができるなら、国民の願い実現へ大きく前進すると思います。
●寒さを考慮したのか、各予定候補者5分、小池さんがやや長めという構成で40分ほどで演説会は終わりました。私はやや拍子抜けという思いでした。もう少しじっくり聞きたかったなと。
国民の暮らしに高い志を持つ共産党の議員が増えて、まともな政治を実現したいと願う気持ちは募るばかり。(2025.1.4)