●大戸神社初詣の方へのごあいさつ、毎年1月1日はここから始まります。おおば裕子前市議は19回目、私は11回目となります。0時からおよそ2時まで。
●ここ数年、コロナの影響で参拝の方が少ない時期もありましたが、数的には去年あたりから回復しています。
そして今年は、雰囲気に明るさが感じられました。参拝を待つ長い列の中からよく声が上がります。元気な様子が伝わってきます。毎年同行してくれるAさんと「コロナからの解放感かな」「これはいい年になるんじゃないか」などと話していましたが、私達とのやり取りにも変化が感じられました。
●いつも参拝の方は、普段の街中とも違って多くの方が私たちの挨拶に対して返礼をしてくれるのですが、今年は立ち止まって頭を下げてくれたり、声に出して挨拶をしてくれる方が多かったです。もちろん面識がない方々です。
しばし、話し込んでいく方も例年より多かったのです。
例えば「4月から教師になります。教師の職場を守ってください」と。「私たちは教師の過酷な働き方の改善に力を入れてます。欠員の解消はもちろんのこと生徒としっかり向き合える環境つくるために全力を挙げています」と、こんなやり取りがありました。
また別のやはり若い方は「原発関係の仕事をしていて、中立の立場だけど反原発の意見はわかります」と。私が「原発廃止というと、原発関連の方は仕事がなくなることを心配するでしょうけど、そのあと新たな産業は必ず起こすし、次の仕事のお世話も当然やりますよ」というと頷いていました。原発の危険性をもっと話したかったのですが、別の方との話でタイミング的に難しく。
「共産党に入れてるんだけど伸びないのねえ。どうしたらいいの?」というのもありました。これは年配の女性。
●このような空気感の変化は、結構本質的なものであったりします。一昨年の12月、裏金報道後の国民の怒りは、とても根深くこれまでとは違うと思いました。このことは度々会議などでも発言してきました。果たしてこの怒りは日本社会においては別格の持続性を保ち、昨年10月衆議院選挙において与党過半数割れを呼び込みました。
こういう変化だけで明るい気持ちになります。こういう時にいつも思うのですが、「ホントささやかだよね、私たちの喜びって。お金もかからないし」と。
いい年にしなければね。(2025.1.1)