君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

宮本徹議員を招いて神奈川18区タウンミーティング |君嶋ちか子|神奈川18区|前県議会議員

2024年6月15日

●3月20日の第一回目に続いて、第二回目の18区タウンミーティングを6月8日に行いました。今回は宮本徹衆議院議員を招いて。

はたの前衆院議員は、冒頭のあいさつで少人数学級の前進とともに現在の教員の欠員問題に触れました。

●宮本議員は、昨年12月以降の裏金問題を中心に、国会のリアルな動きについて語りました。全く反省していない自民党、その姿は政治資金規正法改正案に明らかです。実効性がないだけではなく、改悪まで狙っています。

今回の法案は、収支報告書「要旨」の作成・公開義務を削除しているのです。赤旗の追跡調査などを封じ、かつ情報の公開を弱める改悪です。

また、企業団体献金によって歪められた実態を余すところなく。

●講演の後、宮本さんと君嶋の対談を行いました。

君嶋;私は昨年12月から、裏金問題に対する国民の怒りは恨みにも似て根深く、重たいものになっていると感じてきた。果たして衆議院の補欠選挙以降、自民党は選挙で大敗を続けている。それでも自民党は全く反省をしていないように見える。この国民とのずれはいったいどこからきているのか。

宮本;岸田さんの頭にあるのは自分の政権維持のみ。国民を全く見ていない。国民はやがて忘れると思っているのではないか.野党がバラバラなら何とかなると思っている。

君嶋;かつて私は、安倍首相最悪と度々語ってきた。憲法に対する攻撃、政治の私物化、データの破棄、国会での度重なる嘘(桜問題だけでも118回)等々。でも史上最悪はとどまるところを知らず、岸田首相によって塗り替えられた。

 なぜなら、安倍首相は憲法変えると声高に叫びながら、少なくとも憲法を変えなければ自分の目指す国つくりは難しいとの自覚をもちながら、集団的自衛権行使の安保法制など推し進めた。それに引き換え岸田首相は、憲法違反の常習犯。軍事費5年間で43兆円の軍事大国化、先制的攻撃能力保有、殺傷能力のある武器の輸出容認などを、平然と行っている。

 この後退の要因をどのように考えているか?

宮本;安倍さんは歴史的な意味を自覚してやっていたのではないか。安倍氏の重大な転換は集団的自衛権のみだが、岸田氏は、武器輸出・軍事費倍増・敵基地攻撃等々やってしまい、残っているのは非核三原則ぐらい。まるで安倍の遺言執行人のようだ。首相になってやりたいこと聞かれても、政策の一つたりとも応えられなかった人。

君嶋;国会も劣化している。政治資金規正法改正案の衆議院審議時間はわずか13時間5分、平成の政治改革で内閣提出法案の委員会審議は96時間20分に比べてあまりにも拙速。この点でも国会審議の形骸化は明らか。これを許している要因は何か。

宮本;野党の構図が変わっていることではないか。安保法制以降、国会内の野党共闘も成り立ち共同のヒアリングや、質問時の野党間の連携も可能だった。当時に比べて野党の連携は難しくなっている。

 大臣の質も落ちているといわざるを得ない。まともな答弁が返ってこないこともしばしば。レクを十分にこなすこともできていない。

君嶋;衆議院補欠選挙東京15区の野党共闘成立は本当に良かった。その流れが都知事選に繋がっていることもうれしい展開。また宮本さんの地元東京20区でも野党共闘が進んでいるが、今回の衆議院選挙に向けては果たしてどうか。

宮本;全国レベルでは、率直に言って容易ではない。(相手方は)連合の圧力に残念ながら決別できていない。地域の状況はまたそれぞれなので、可能な地域で結果を出すことによって、全国レベルの共闘をつくっていきたい。

●その他宮本さん入党の動機など話は続きましたが、参加者からも多くの手が上がりました。

「維新の本質をもっと語ってほしい」「アメリカ言いなりの政治をやめて対等な外交を」「野党ばらばらの状況を打開してほしい」「投票率を上げるには」等々の質問・意見があり、多くの問題点に共通することとして、共産党の議席が増えることの必要性が語られました。

170名の参加で楽しく終えることができました。「対談よかったよ」「現状がよく解った」などの感想も多く寄せられました。(2024.6.8)

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