●月に一度、共産党中原区女性後援会が宣伝をしています。元住吉ブレーメン通り商店街と駅の東口の二か所です。
この日伝えたかったのは、「選挙で政治は変えられる」という確信です。その根拠は、衆議院補欠選挙と小田原市長選挙の結果です。
●4月28日投票の三つの衆議院補欠選挙(東京15区・島根1区・長崎3区)は、自民党全敗という結果となりました。
東京・長崎では候補者を立てることもできず、唯一の候補者島根も完敗。島根は全国で唯一小選挙区2議席を自民党が独占する「自民王国」ですが、ここでも自民党の候補者は、立憲民主の亀井氏に約2万5千票の大差をつけられました。
長崎では、立民の候補者が維新の候補者に3万近い差をつけ勝利しました。
●共産党は、いずれの選挙区でも候補者を下ろし、立民候補者を全力で支援しました。東京15区では江東市民連合が統一候補擁立に向け要請文を発表。酒井菜摘候補と「企業・団体献金の禁止」「憲法違反の軍拡反対」「ジェンダー平等」など8項目にわたる確認書を交わすという共闘選挙ができました。酒井氏の宣伝には、立民・共産・社民が勢ぞろいしました。
元通産省官僚の古賀茂明氏は「三つの議席の一つや二つは共産党にあげていいくらいの大貢献」と評しました。「大貢献」の意味は、選挙時の奮闘だけではなく、「共産党の裏金のスクープと国会での追及によるところが大きい」とし「これがなければ自民大敗は起こらなかった」と言う意味ですが、その通りだと思います。
●私は、赤旗のスクープに端を発した裏金問題が報道されるようになった12月から、「自民党に対するこれまでと違う深い怒りが底にある」と感じ、口にもしてきましたが、やはり!と実感しています。
自民党員に対する意識調査では、ほぼ7割が「政治不信」、次の総選挙で「自民党に投票する」はわずか54.2%という驚きの結果が示されています。
小田原市長選挙も劇的でした。自民・維新・国民民主推薦の現職に2万票以上の大差で、共産党自主支援の加藤憲一氏が勝ちました。
●有権者が怒りを明確に投票で示せば、選挙は結果を出せるのです。これまで度々「こんなに酷いことをやってきた自民党をまた許してしまう訳!?」という選挙結果を見せつけられてきましたが、今回は怒りが持続し明確な意思を示しています。
明るい話題を語れるさわやかな宣伝となりました。(2024.5.24)