●高津9条の会によるピーススタンディングに参加しました。憲法記念日を前に平和を守る行動を呼びかけました。溝の口駅デッキに80人が並びました。
●司会者が力強く読み上げる憲法9条。ボロボロになりながら戦禍を潜り抜けた深い決意が込められていると思います。
「日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」、そう、誰もこれを否定できる人はいません。「誠実に希求」という言葉も思いがこもっています。
「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇または行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」、国際紛争を解決するための武力行使はしないという決意、これについてはちょっと引っ掛かりも実はあります。というのも「紛争解決の手段以外でも駄目だろう」と思うわけです。
●2項「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」、きっぱりと軍隊を持たない、戦わないと高らかに誓いました。このように誓ったから、これまで78年間戦火を呼び込まなかったのです。
人間の叡智は、力づくの応酬を早く退けるべきです。日本国憲法が78年前に示した羅針盤を、世界中がわがものとすべきです。
現実は、今もウクライナやガザで、人間が殺され続けています。
●憲法前文も思い浮かべました。以前、松元ヒロさんの「憲法くん」を聴いて感動しました。憲法前文を高らかに謳いあげます。憲法ってこんなに美しいのかと思いました。
「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」、これはよく知られているところですが、今回改めて響きを刻んだのは、「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」という文言。
国民由来の権力であるのに、歴代の政権がそれを忘れて久しい—-とつくづく思うのです。主権者が企業献金を用いた企業になってしまっているのですから。福利もあまりにも乏しく。ここで、「企業団体献金を廃止しよう」という日々の訴えと結びつきます。
●憲法記念日を前にした宣伝、多くの方が平和の問題取り上げますし、憲法9条が日本国憲法の象徴であることは間違いないのですが、私の訴えは主権を取り戻そうという呼びかけになりました。
主権を取り戻すためには、神奈川18区で自民党から議席を取り戻すことは必須です。
高津9条の会につどう人たちの思いは熱く、スタンディングは80人の参加となりました。 (2024.4.28)