<溢れた悲鳴>
この間、私への返信ツイートには、神奈川県の緊急小口資金や総合支援資金の融資の遅れに対しての悲鳴があふれました。
「私たち困窮者はどれだけ待てばよいのですか?待っている間に、資金が底尽きて首でもくくれば本気になりますか?」
「神奈川社協の緊急小口と総合支援資金の審査加速と柔軟な審査求めて下さい、このままだと消費者金融や闇金、もう飛ぶしかない現実です。」
「今、この瞬間も今日明日生きるか死ぬかの切迫している人が神奈川にはたくさんいるんです。コロナで亡くなるより、自殺者の方が多くなりますよ!人災ですよ!」
「流石に対応遅すぎるでしょ!?他の自治体見習ってよ。あーあ、神奈川県に住むんじゃなかったわ。」等々。
<実態は>
私は、少しでも激励に繋がる情報は提供したいと思い、県担当課に対する確認もしながら、発信や返信をしていました。寄せられている声を伝えながら県担当課に早い処理をお願いし、甚だしい事例に対しては、具体的な対応もしてきました。
でも議員は、県の執行機関ではないので、おのずから限界があります。そしてそれに対するいら立ちは、怒りとしてぶつけられました。
「いい加減にしろ!お前さんたちはいいよ?税金で生きてんだから。こっちは緊急なんだよ。(後略)」「間違った無責任な発言はやめて下さい。死活で変な希望持たすと挫折します。(後略)」
言い訳させていただくと、私は必要に応じて県に確認もし、自分の言葉にも責任を持つつもりですから、嘘や無責任な発言はしていません…でも情報が錯綜しているのでしょうね。また何より、生活がひっ迫しているからです。
県も社協も、必死で事に当たり、体制強化や仕組みの工夫をしていますが、それでも追いつかないというのが実態です。
でも次のようなツイートで救われます。
「いつも皆さんのツイートへの反応ありがとうございます。はけ口がないからこそ、行政側の方が現れるとそこは一極集中攻撃がなされてしまいますよね。」
「返信ありがとうございます。少なからず市民の声に耳を傾けて下さる議員の方がいて希望がもてます。」
<なぜ、こんな窮状に陥るのか>
昨年に比べて信じがたい数の申請がなされています。首都圏の中でも、神奈川の遅れが際立っていると度々指摘されています。
制度や運営に改善の余地はあると思いますし、体制強化も必要ですが、この窮状を生み出す働かされ方が私には重くのしかかります。仕事が簡単に切られる、失業すればたちまち底が抜ける低賃金、等々。
当面の対応とともに、働き方を正す政治の力を発揮しなければと、改めて決意しています。
また神奈川県が特に遅いと指摘される実態も、今後解明しなければと思います。これも「今後ではなく今やれ」とお叱りを度々受けましたが、今抜本的な検証を課すことはできません。それは、目の前の膨大な仕事を中断させることになりますから。他県などとの違いを明らかにさせることも今は同様にできません。(2020.7.5)