●19日のことですから日が経ってしまいましたが、記しておきたく遅ればせながら。
ポイントは以下の通りです。
●1.買い物弱者支援
都市部においても買い物が困難な地域があります。高齢の方はそのため食事に偏りが生じ、健康被害にまで至っています。
全国の先進的な事例を示しながら、県内にも点在するこれらの人達への支援を求めました。
2.地域経済の振興について
地域商店街は、地域の治安や文化の継承の重要な担い手です。しかしながらこの10年間で県内200か所の商店街が消滅しています。
神奈川県中小企業・小規模企業活性化推進条例などを踏まえ、商店街や商店の持続的発展のための県としての具体的取り組みを求めました。
3.県営住宅の学生居住について
兵庫県の県営住宅明舞団地では、建物整備とともに地域活性化を求め学生の入居を進めました。地域活動への参加を条件としています。通常の家賃よりは安いことを含め、学生からも一定の満足を得ているとのことです。
これらの例を示し、神奈川県にも学生への援助・空き住戸対策・地域の活性化めざす取り組みとして対応をを求めました。
知事は参考にしたいと答弁しました。
4.働く権利を守る県の役割について
社会福祉法人ハートフル記念会の例を挙げながら、労働委員会の命令や司法の判決に従わない使用者に対して、県も働きかけを強める必要があります。改善を促すために補助金や交付金の停止なども含めた対応を求めました。
知事は、またもや「当事者の問題、県としての権限はない」旨の答弁を行いました。
「またもや」というのは、私も2年前に、ハートフル記念会・かなフィル・かながわ共同会の不当な雇用問題に対し、県が関与している団体であることから、県が是正のための働きかけをするよう求めたことがありますが、その時も同様の答弁をしていたからです。
5.核兵器禁止条約の批准に向けて
国連で採択された「核兵器禁止条約」について、日本政府も批准するよう「非核兵器県宣言」をしている神奈川県として、国に強力に働きかけるべきと求めました。
北朝鮮のミサイル発射や核実験に対しても、緊張関係を高めるだけではなく、対話と外交に導いていくことが、国民の安全に責任を持つ政治に求められているとし、日本政府に批准を働きかけるよう求めました。北朝鮮の危険な行為を止めさせるためにも、核兵器禁止条約に日本も参加し、世界に向けてリーダーシップを発揮すべきと強調しました。
●詳しいやり取りは、日本共産党県神奈川県議団のホームページにまもなく掲載されます。
13日に行った君嶋ちか子の代表質問やり取りは、既にホームページ掲載されていますので是非ご覧ください。ブログで簡単な報告はしていますが。(2017.9.19)