●早くも6月になりました。1日、小杉駅をよくする会の皆さんとともに、JR東日本横浜支社を訪れました。市古てるみ市議、はたの君枝衆院議員、君嶋が同行しました。
小杉駅の改善求める署名は、短期間で8200筆集まっています。先日の宣伝行動の時は署名をする人が順番待ちになりました。この日は、この切実な署名7500筆を携え、2回目の申し入れを行いました。
この日に先立ち、5月2日には、2回目の小杉駅調査も行い、状況を綿密に調べています。
●申し入れは6項目にわたりますが、喫緊の課題はホームドアの設置です。横須賀線は7種類の車両が行き交い、ドア間隔が違う事から、これらに対応できるドアについては開発中という事です。
また南武線については、「京浜東北線のホームドア設置が終わってから」と、従来の「ラインごとに実施」という考え方を繰り返しました。私は「ラインではなく、緊急性に応じた駅ごとの優先順位で考えるべき」と強く要請しました。
●新たな改札口を設ける事については、「混雑解消に効果的か否かを検証中」とのことでした。ただし、「現在の60メートルにもなる改札を通るための列の解消策は、考えている」とのこと。早く実施してほしいものです。
でも、その先には狭いホームが待っています。スムーズに改札を通るならば、現在のホームは混雑を増し、さらに危険になる可能性もあります。私達は、ホームを上下線別々に設ける増設を求めています。
これについては「いい提案と受け止めている」と前向きの対応でした。南武線のホーム拡幅についても、検討を開始しているとのことでした。
増便、車両増設については「要望として受け止める」にとどまっています。私達は、ラッシュ時にガラガラの成田エクスプレスが通ることや、小杉駅には止まらない東海道線通勤快速「湘南ライナー」が横須賀線を使用していることについても改善を求めました。この調整によって横須賀線の増便を行えば、少しでも混雑解消に繋がります。
●ホームから落ちることが珍しくはない武蔵小杉駅。自力で這い上がったケースは転落事故ではないとJRは言いますが、タイミングが悪ければ、命に関わります。言葉の定義を云々している場合ではありません。
一刻も早く、ホームドア設置を初めとした駅の改善を行うよう重ねて伝え、横浜支社を後にしました。
限界に達している武蔵小杉駅、さらに市が推し進める再開発による1万人とも言われる人口増を考えると、ゾッとします。川崎市は実態を直視し、計画を見直すべきです。(2017.6.1)