16日は県立中原養護学校高等部の卒業式。
この学校は2度訪れています。生徒たちと先生の気持ちが通い合う学校生活とは裏腹に、校舎や設備の劣悪さに胸を痛めていました。
でも、ともかくも生徒たちは巣立っていきます。
車いすの入場が続きました。先生が介助しながらの生徒さんも少なくありません。3年間には、緊迫した場面も格闘の場面もあったことでしょう。
卒業証書が一人一人に手渡されると、生徒達は保護者席に歩み寄り一礼をします。保護者の方々は、頑張った日々とこれからを思い、深い感慨で受けとめられたことと思います。
在校生と卒業生の言葉が一人一人から語られます。実感がこもったやり取りだと思います。卒業生の言葉で印象に残ったのは「本当は卒業したくありません」という言葉。先生やご両親への感謝の言葉も多く語られました。
在校生と卒業生が向き合いながら「栄光の架橋」を歌います。「いくつもの日々を超えて 辿り着いた今がある~♪」
卒業生の退場の時は、来賓の私たちも含め花道を作りました。紙吹雪が素敵でした。
ちなみに卒業生46人のうち就職は5名とお聞きしました。在校中の環境を整える事とともに、卒業後の可能性を広げることが議員や行政に課せられた大きな仕事です。(2016.3.16)