今年も「第5回原発ゼロへのカウントダウンinかわさき」が中原平和公園で開催されました。
5回目を数えて複雑な気持ちです。
5年経っても、福島は汚染物質を海に大気に放出し続けています。除染の土はただ場所を変えて山積みとなり、第一原発の周辺は緑が潰され、汚染水タンクが林立しています。
わかっていたとはいえ、これが「原発の本質」としみじみ思い知らされます。悔しく悲しい風景です。
とは言え、この川崎の取り組みも毎週の国会はじめ全国各地での「原発なくせ」の取り組みも実に粘り強く取り組まれています。人間のエネルギーに限りない信頼を寄せることができます。
この日も、ステージ以外にも交流の広場には様々な団体が参加しています。31の団体の展示や模擬店、普段の多彩な取り組みがあふれています。川崎はすごいな、と思います。こんなにも多くの分野で地道な取り組みが日々営まれているのですから。
この日もたくさんの方々とお話ができました。普段では聞けない示唆に富むお話もたくさん。
集会は1200名の参加、昨年の900名を上回りました。安倍政権の原発回帰への憤りでしょうか。またつばぜり合いともなっている原発を巡る裁判への思いからでしょうか。
長いパレードの声が、元住吉から小杉へと響きました。(2016.3.13)