●26春闘官民共同行動の一環としての国交省との交渉に、「南武線ワンマン化の中止を求める川崎市民連絡会」から参加しました。
他に、官民共同行動の実行委員とともに、「公共交通の安全・安心を求める乗客の会」「JRと公共交通のあり方を考える首都圏連絡会」が参加しました。
やり取りは多岐にわたりますので、ワンマン化に関連することに限定して報告します。
●要請書に基づくやり取り
要請書(2)-2:ワンマン運転遅延状況を明らかに
答;事故報告書を求めている
要請書(2)-3:安全運行を「AI」や「機械」に委ねようとしているが、安全性確保のために何が必要と考えているか
答;技術課を設け、ワンマン運転や自動運転の安全確保に努めている。「鉄道に関する技術上の基準を定める省令等の解釈基準」に基づき、乗降時や事故時の対応を行っている。ワンマン運転においては、モニター・避難はしご・旅客と指令を繋ぐシステムなどを備えている。
要請書(2)-5:この間緩和してきた法制度を安全確保の観点から見直し、安全性を損なう恐れがある制度改定においては、国の許可を必要とするべきと考えるがいかがか
答;ワンマン運転の実施に当たっては、省令に基づき取り扱いを定めている。
要請書(2)-6:自動運転などは時期尚早と考えるがいかがか
答;終電の繰り上げなど人手不足対策を余儀なくされている。
要請書(4)-1:公共性の高い鉄道事業の運賃改定については、国の認可制とすべきと考えるがいかがか
答;運賃改定は経費増加への対応であり法令に基づき行っている。
要請書(4)-2:赤字理由の鉄道事業からの撤退や、人手不足を理由とした運行の縮小が続いている。全国ネットワークの維持拡大の点から総合交通政策を策定し、国民の移動する権利を守る交通体系の構築が急務と考えるがいかがか
答;交通ネットワークの構築について、地域の取り組みに対しては財政支援含む必要な支援を行っていく。
●参加者からの訴え
川崎連絡会の野末さんから、混雑率140%以上、踏切71か所という南武線の特徴含めた概要を説明。
私からは、以下を伝えました。
◆南武線ワンマン化で起きている事例を説明。①恒常的な遅延 ②ドアに挟まれる事故複数、ケガもあり ③駅間で長時間停車でも説明なし ④止まるべき駅を通過4件など。
◆現役の運転士さんからの聞き取りも報告。「以前は駅に着くとホッとした。でも今は運転に入るとホッとする…これじゃいけないんですけどね」と苦笑いしていた話を紹介。「運転士を希望する人は減っていくでしょう」とも。運転士のストレスは安全確保・トラブル対応・各種案内・指令とのやり取り等あまりにも過酷。これらが重大事故にもつながりかねないと警告。
◆人材不足をJRも国も大義名分としているが、現実に車掌さんを営業部門などに異動させている。何よりも安全にかかわる分野は優先的に人を配置すべきであり、人材不足を口実にワンマン運転や無人化を強行するなど許されない。公共交通は国民の移動の権利を保障し、あくまでも安全性を確保すべき。
国もJRに対して、この姿勢の確立を求めてほしい。
現役の車掌さんからも訴え。
南武線と違う事情として、横浜線沿線には盲特別支援学校があり、白杖の人が多い。白杖の先がドアに挟まったというケースもある。南武線の経験をしっかり活かして欲しい。
●他に積雪地の安全確保やバス路線の問題もありましたが、ここでは南武線に関係する問題の報告に限りました。
国交省の回答は全体として不十分ですし、質問に応えていない回答が多かったのですが、国に実態を知らせる場として有効だったと思います。今後も様々な形での取り組みが必要です。(2026.4.9)



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