●参議院選挙の公示を控え、溝の口デッキで演説会。小池晃書記局長、あさか由香神奈川選挙区予定候補、赤石ひろ子比例予定候補が勢ぞろい。
溝の口駅はとても話しやすい場所だと思います。実は10年以上前の2013年に、私は川崎市長選挙に立候補しているのですが、とても楽しかった市長選で溝の口駅デッキは思い出多い場所の一つです。また昨年の衆議院選挙で神奈川18区の候補者としても、何度もマイクを握った場所です。
●そして今回は、最近比例候補として発表された赤石ひろ子さんの演説会デビューの場でもありました。赤石さんは「私の時間は5分間だけですから介護のことに絞って話します」と言いながら力がこもって時間オーバー。「こんなに歪められた介護の現場を人間に相応しい場として取り戻す」と。
●あさか由香さんは「今でさえ経営が困難になっている医療機関、ここに自民・公明・維新は医療費4兆円の削減を押し付けた。これが実行されれば医療の現場で何が起きるか。私はぜんそく患者だった。OTC類似医薬品の保険給付が外されたら価格は50倍近くに。これでは命は守れない。医療含む社会保障費を引き上げるのは政治の責任だ」と。
「大人の諦めない姿を示したい。経済力がないからと人生を諦めなくていい社会に」本当にそう思います。当たり前のことを印象深く伝えられるのがあさか由香さんかな。
●小池さんは嬉しい報告から。「生活保護費減額は違法という最高裁の統一判断が本日出されました」と。最高裁は、「2013年から2015年に自公政権が強行した生活保護費最大10%の削減は違法。厚生労働省が用いた指標は、統計や専門的知見との整合性を欠くうえに、専門家部会に諮ることもなく厚労省の独断で実行した」と断罪。小池さんは「国は速やかに被害の救済を図るべき」と。
消費税減税はもちろん語りましたが、ここでは省略。
外交問題では、国連憲章と国際法に違反しイランを空爆したトランプ大統領が、広島・長崎への原爆投下を引き合いにしながら「戦争を終結した」と語ったことについて、「国際法違反の極みである原爆投下を無法な攻撃を正当化するために持ち出すことは見逃せない」と怒りを。ここに至っても何一つモノが言えない日本政府の情けない姿。アメリカ言いなりはもうやめようと訴えました。
県内追浜と平塚の2工場含む7工場の閉鎖が伝えられる日産リストラ問題にも触れました。内部留保もあり、退任する4役員には総額6億4600万円の報酬を支払っていることを指摘し、社会的責任を果たすことを求めました。
また南武線のワンマン化問題にも触れ、JRの責任を問いました。
●三人の小気味の良い話に、参加者は大いに励まされました。このごく当たり前で確信的な内容をどれだけ有権者に広げられるか、伝えられるか、これが実に悩ましくも試される課題です。(2025.6.27)