●日本共産党中原区後援会では、毎月宣伝行動を行っています。最近は武蔵小杉駅近くのサードアベニューで。
この日は全体的にチラシなどの受け取りはよく、話しかけてくる方や対話になる場面も多かったです。
私にも見知らぬ方が「君嶋さんでしょ。頑張ってるわね、投票したのに~残念だったわね…」と。こういう言葉を頂くと嬉しいのはもちろんなのですが、申し訳なくて言葉に詰まります。「投票しても議席に結びつかない」というのは、有権者にとっても何と歯がゆいことかと。
●そのような気持ちを感じたこともあり、私の挨拶は「共産党に託された議席」について語ることとなりました。
県議会において失った議席の重さを日々感じていますが、共産党に託された議席はひときわ重みをもちます。
重みの意味は色々あるのですが、他党と最も違うのは日本の構造的矛盾としっかり対峙していることだと思います。その矛盾とは「アメリカ言いなりと大企業優遇」です。ここから日本の多くの問題が生じていますが、この転換を明確に掲げているのは、日本共産党だけだと思います。
●アメリカ言いなりは、憲法をなし崩しにしてきた日本の軍事費膨張に端的に表れています。また日米地位協定の卑屈さ、独立国家とは言えない状態にまで堕しています。
日本の食糧自給率が農水省発表で38%(飼料・肥料・種子を含むと10%未満という試算もあり)、これもアメリカの都合を優先させた結果です。
大企業優遇は、枚挙にいとまがありません。強行した紙の保険証廃止などは最近の例です。実質賃金が30年間上がらない日本の現実、これも自然現象ではなく、企業の人件費削減の願いに沿って、政治が労働法制の規制緩和を続けた結果です。
この二つの巨大桎梏をしっかりと捉え、転換を求めているのが日本共産党です。だから日本共産党に託された議席は、部分的改善にとどまらず構造的な問題にも明確に切り込むことができます。
●食料自給率・医療・介護・教育等々、多くの分野が危機的状況にあります。ここまで日本社会を劣化させてきた自民党、しかもお金の不正にも全く反省していない自民党、どう見たって私たちの暮らしを委ねる理由はありません。
かといって野党ならどこでもいいという訳にもいきません。
4兆円の医療費削減と引き換えに8兆7千億円の軍事費を認め予算案に賛成した維新や度々自民党延命に手を貸してきた国民民主は、国民の願いに応えられないと思います。
この国に住む人たちが安心して暮らせる、人間らしく暮らせる社会を、利害関係で歪められることなく、一貫して追及してきた日本共産党です。
共産党議員が国会でも県議会・市議会でも必要なゆえんです。(2025.4.8)