●定例の第三水曜日お昼休みの知事問題の宣伝。もう20回目を数えます。
この日は急に気温が下がり、そのうえ冷たい雨でしたが、敢行しました。なにせひと月に一回の機会ですから。
傘を差しながらチラシを配っても、チラシは容赦なく濡れてきます。でもヨレヨレのチラシでも受け取ってくれる方がいます。
マイクでスピーチを語っていると、風にあおられた私の折り畳み傘は、ひっくり返ってしまうそんな悪天候の中でした。そんなわけでこの日は大きな横断幕は掲示せず。
●宣伝後は、知事室に申し入れていた要望書の回答に関わり知事室へ。知事が自らの恥ずべき行動に全く責任を果たさない中で、女性行政、主に性暴力に関わる問題について、要旨下記の要望書を7月に出しています。
1.AVによる人権侵害に歯止めをかけるため「包括的ポルノ被害防止法」の制定を求める意見書を国に提出すること。
2.「成人誌」について、コンビニ等の陳列においてゾーニングを徹底させる働きかけを強めること。この点では青少年保護育成条例を根拠とした取り組みだけではなく、女性への人権侵害防止の観点から女性行政にも位置付けること。
3.性暴力被害者への支援を強めること。
4.「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」の内容を踏まえた「包括的性教育推進法」の制定を国に求めること。
5.差別撤廃条約に関する「一般勧告第19号女性に対する暴力(第11会期・1992年)」についての知事の見解を明らかにすること。
●業務が縦割りになっている行政において、これらの要望を知事室が受け取るのはあまり例がないことで、回答は知事室のみの作成では到底無理だと思いますが、知事の認識を正すことが必要ですからあえて知事室に提出しています。
この分野に携わっていない職員の方にとっては、かなり手間のかかる要望書だと思います。各部局とのやり取りで苦労されている様子がうかがえました。担当部局が通り一遍の答えしか用意していない箇所も多く見受けられましたが、それらの不十分さも指摘しながら、再度担当部局とのやり取りを重ね取り組みを進めるよう要望しました。
●性暴力を容認する土壌が根強い日本においては、今回の黒岩氏を発端とする問題は、当事者の問題にとどまらず、社会に広く呼びかける課題でもありますから、行政内でも大いにキャッチボールを繰り返していただきたいと思います。
要望書の表題は「性暴力を許さない社会をめざす要望書」です。(2024.11.20)