君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

コロナ第7波に対し、緊急対策を求める |君嶋ちか子|神奈川県議会議員

2022年8月13日

●急拡大を続けるコロナ感染症に対して、共産党県議団は4日、「新型コロナウイルス感染症第7波への緊急対策を求める申し入れ」を、県当局に手渡しました。コロナにかかわる申し入れは第17次に及びます。

要請の前日8月3日、全国の感染者数は24万人を超えました。神奈川県はこの日1万5,730人。

神奈川県の病床利用率は同日で90.8%。全国一の数字です。自宅療養者は10万1,936人。これ以外に、入院と自主療養の方がいるのですから、大変な広がりです。

保育園や高齢者施設、医療機関でクラスターが連日発生しています。発熱外来はパンク状態です。

●要請要旨は以下の通りです。

1 発熱外来に財政支援を行い、発熱外来受け入れの医療機関を増やすこと。

2 有症者向けのPCR検査センターを増やすこと。

3 十分な検査キットを配布し、陽性の場合は早期に受診できるようにすること。希望者へのオンライン診療体制も拡充すること。

4 高齢者施設・障がい者施設だけではなく、保育園・幼稚園・小中高校・学童保育・放課後デイサービスの従事者に高原検査キットを配布すること。

5 自宅療養者へのフォローと早期治療につなげるため、協力医療機関や訪問看護ステーションの拡充を図ること。生活支援事業実施市町村を拡充するよう、市町村に働きかけること。

6 医療機関・高齢者施設・保育園などに、食材費・光熱費の高騰に対する補助を行うこと。

7 陽性者に、重症化リスクが大きい家族等がいる場合、単身者でも希望する場合は宿泊施設に入れること。

●1「発熱外来」については、医療機関を増やす努力をしているとのことでしたが、他については、具体的な回答に至りませんでした。

自主療養の問題点も指摘しましたが、何より重症化している人を優先したいとの説明が続きました。

自主療養については、企業の休暇証明に使えるように、また保険の請求に使えるように周知や依頼を強めているとのことでしたが、やはり医師が関与しないという点では、不安が残ります。また医療機関を通じていませんから、日々の感染者数にもカウントされません。

県議団からの要請については理解を示しながらも、具体的な回答に至らないのは、緊急包括支援交付金などの使い方の問題を別にすれば、つまるところは医療体制の脆弱さです。

私たちはこれまでも度々求めていますが、全国と比較して最下位近くの指数が並ぶ医療体制の強化を重ねて求めました。(2022.8.4)

新着記事

  • 過去の記事

  • facebook
PAGE TOP