●もはや、昨年の取り組みになってしまいましたが、この事も是非報告したく。
平間駅前踏切に賢い踏切が導入されてから、下り電車通過時の遮断時間は約2分から1分30秒に短縮され、光景が一変しました。踏切付近の滞留が無くなり、別の町のようでした。
隣の向河原駅踏切にもその設置をと、取り組みを進めています。
5月にも要望書を提出していますが、その後の進捗状況を確かめるために、12月27日JR東日本横浜支社を訪れました。はたの前衆院議員、市古市議、君嶋も同行しました。
●住民の方の調査では、朝のピーク時には、1時間で40分、時には50分以上閉まっています。3分以上開かないと遮断機を潜り抜ける人も増え、とても危険な状況が続いています。下沼部小学校の児童も、踏切待ちで学校に遅刻するケースが後を絶ちません。その為、学校では、踏切の遮断時間が長くなる8時前に登校するよう呼びかけています。
●750筆の署名提出とともに、駅をよくする会が用意した質問事項は次の通り。
1 遮断時間調査の結果は?
回答)数回行っているが、天候や列車のタイミングにより何ともいえない。
2 平間駅前踏切の「賢い踏切導入の効果をどのように捉えているのか。
回答)川崎市の発表によると、一回につき5~6分程度短縮と言われている。
3 他の団体からの要望はあるのか。
回答)ある。
4 賢い踏切導入の検討は開始されているのか。
回答)導入はあり得る。他にもあるので優先順位を考えている。
5 平間駅前踏切に導入できて、向河原踏切に導入できない理由は無いと思うがいかがか。
回答)列車の条件が違う。同じ効果が得られるとは限らない。検証結果を踏まえて。
6 向河原駅近くの上り線曲線部のロングレール化工事は、いつから始まるのか。
回答)施工計画は検討中。
●私は、それぞれ言いたいことはありましたが、滅多切り(めったぎり?)という訳にも行かず、とりあえず5の回答について。
「検証結果を踏まえて、という回答があったが、どのように検証をしているのか。また平間駅の結果が何よりの検証結果ではないのか。条件が多少違っていたとしても、効果が認められることは明らか。これだけ、街なかの交通に影響を及ぼしているのだから、その改善を図るのは当然のことではないのか」と質しました。でも回答と同様の言葉が繰り返されました。
●市古市議は2について。
JR東日本も導入後調査に来ていたのに、なぜJRとしての評価ができないのか。
私もこれに追加。「全般的に言葉を濁し、結論を避けているが、いいことをしているのだから、改善の成果を自らの言葉で語り、次に生かしてほしい」と。
●子どもたちの通学時、パトロールをしている方も発言。
「1分開く時間が延びれば100人、2分なら200人の子ども達が通れる。改善をお願いしたい」の言葉に参加者一同大きく頷きました。
条件が個々の駅で違ったって、このような効果が期待できるのですから、一日も早い決断を! (2021.12.27)