<武蔵小杉駅改善>
JRと交渉を重ねていますが、川崎市とのやり取りも欠かせません。
2日、武蔵小杉駅をよくする会の方たちとともに、川崎市へ。主なやり取りを報告します。
●南武線ホームドア
武蔵小杉駅は、2022年3月設置完了予定。
溝ノ口・登戸駅については、2025年度までには設置予定。1日の乗降客10万人以上の駅に設置予定。
現在工事中です。JRは2023年3月使用開始としていますが、市からも促進の働きかけを求めました。
駅周辺の整備は、川崎市の役割を大いに発揮してもらいたいところ。横須賀線に北口改札を設けることで、動線の短縮が期待されます。駅構内の移動とともに、東横線と南武線、横須賀線それぞれの駅を結ぶ道路の混雑解消にもつながります。(計画概要図参照)
南武線北側からの利用者については、横須賀線近くに歩道橋が設けられる予定です。
●南武線の混雑緩和
南武線の増車両を従来求めていますが、ホームが短いため増車両ができないとされています。高架化が一つの方策ですが、高架化の促進を求めました。さしあたって矢向~小杉間の高架化が切実です。ちなみに小杉~溝ノ口の高架には15年かかったそうです。
●小杉駅北口駅前開発
現在バスロータリーが設けられていますが、ぺデストリアンデッキを設ける計画が示されています。
市民が憩える広場の役割も果たせるよう、緑やベンチの設置を求めました。
この日は、川崎市申し入れの後、議会に戻り知事に県議団の2021年度予算要望を提出しました。
●夏の合宿から始まり、10月ギリギリまで、討議と原稿の修正に追われました。
代表質問や一般質問、委員会質問の準備と並行して予算要望をまとめることは大変な作業ですが、私たちの取り組みの基本です。合間に各団体との懇談も重ね、内容の補強をすることもその一環です。
●県内の自治体・運動団体・様々な現場からの声を反映した657項目です。
医療・福祉・教育・子育て・産業支援・雇用労働・文化スポーツ・人権・基地・環境・災害対策等々、議員の仕事は幅広いなとしみじみ思います。どれだけ深められるかですね。
各担当から提出された原稿を整理・編集する事務局Sさんの苦労も大変なもの。
また、各項目に文書で回答いただきますが、その担当の県職員の方も本当にご苦労されると思います。
でもこれらの積み重ねが、現在の県民の生活ですので、県政にとってやはり欠かすことができません。関係する皆様、よろしくお願い致します。
●提出は限られた時間です。各議員が一言述べ、知事が短く答える時間のみです。これをもっと伸ばして懇談の場にしたいなあと私は思っています。
その一言、コロナ対策・災害対策の強化、コロナ受入れ機関の空床補償、コロナ受け入れではない機関の財政補償、保育士・学童保育指導員の慰労金、生活福祉資金の拡充、県営住宅の拡充、朝鮮学校補助金などが語られました。
私は、コロナで浮き彫りになった社会の脆弱性を克服する施策を求めました。新自由主義を乗り越えて持続性のある社会を、って感じですね。
●知事は久しぶりに「未病」を語っていました。企業が、未病の発信をしてくれているありがたいと。
私はその場ですぐさま口を開きたくなりましたが、時間の制限もあり避けました。その呑みこんだ言葉は、「企業は、公を引っ張り出すことによって宣伝に使えると思っているかもしれませんが、未病の言葉を広げること自体には意味はありませんよ。そのためのエネルギーやお金を、県民の健康を支える具体的な施策に使いましょうよ」と。(2020.11.2)