君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

文教常任委員会を選出できない事態、思い格別 |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2020年5月27日

●本会議において、新年度の常任委員・特別委員などの選任が行われました。

神奈川県議会には8常任委員会があります。

前4年間、6人の共産党県議が一度も入ることができなかったのが、総務政策常任委員会と防災警察常任委員会でした。一年ごとに所属委員が変わる中で、この2委員会は共産党に割り振られることはなく、理由が示されたことはありません。

4年間通じて平等に機会が確保されることを度々要望しています。

●直近の選挙で、残念ながら5議席になった新しい任期においても、総務政策・防災警察常任委員会は割り振られず、そして今回は、5年間つないできた文教常任委員会にも共産党の委員席がなくなりました。

広範な住民に直接の影響を持つ教育委員会・学校に関わる分野で、議会通じた議論ができないことは、とても気がかりです。

個別の確認や要望を伝えることは、委員会がなくても全くできない訳ではありませんが、恒常的に議会通じた審議ができなくなり、議事録から共産党の姿が消えます。

●私は2年間、文教常任委員を務めましたが、実に多くの課題がありました。

★「県立高校改革」という名のもとに無理な特色づけが強いられています。差別化も横行し、特定の高校に予算配布が偏り、置き去りにされる学校との差が顕著です。学校数も減らされ続け、これらの進行の下で中退者も増えています。

無理な特色づけを行わず、公立高校として地域にバランスよく存在させることを求め、県立高校改革に度々反対してきました。

★特別支援学校の増設も度々訴えてきました。特別支援学校は、設置基準もなく、過大規模化を強いられています。神奈川県はその点で、全国より深刻な実態を抱えています。

★分教室や分校舎方式の問題点も度々取り上げました。当面の改善策とともに、特別支援学校として整備することの大切さを訴えてきました。

★教員増も切実な課題です。文科省の配置基準が不十分ですが、独自に増員のための予算を捻出している自治体も多い中で、神奈川県はゼロ。教員の働き方という点でも、生徒の学びを確保するためにも、教員増と少人数学級を度々求めました。

★中教審答申がモデルとする教師の業務の範囲も、機械的な切り取りを行い教師の仕事を細らせるものでした。この危うさを指摘し、より豊かな教育の基盤をつくることを求めました。

★県立川崎図書館の取り組みも忘れられません。廃止にもなりかねない地点から、前任者からも継続して存続までこぎつけ、この特色ある図書館の望ましい在り方を求めました。

●最近取り上げたことは、今後も切実な課題です。

★県立高校で生じた明確な教師の生徒に対する人権侵害・いじめ、学校と教育委員会の事なかれ主義の対応により生徒の人生にまで影響を与えています。誠実な対応があまりにも欠如しているため、止むにやまれず、委員会でとりあげました。

★教育委員会管轄で起きている内部通報者に対する不利益な取り扱い、かつ隠ぺい体質についても、問題にせざるを得ませんでした。

★教師に関わる変形労働時間制を、神奈川県では採用しないことを求めています。これは働き方の状態悪化に繋がります。

★GIGAスクール構想にも反対の表明を度々行いました。ネット基盤の整備とは別の問題です。GIGAスクール構想は、「教師と教室を超えた最適空間」と謳われ、経産省が後押しし、企業がビジネスチャンスと待ちかまえる構想です。この構想に委ねるならば、教育内容が歪められる可能性も大いにあり、かつ現実の教育基盤整備は後方に押しやられかねません。

●これらの質問思い返せば、どれもこれも他の会派からは出てこない質問です。出ないどころか、どちらかといえば特別支援学校の増設除けば、「共産党何言ってんだ」的な雰囲気の中で繰り広げた質問です。

教育の在りようは、生徒含め多くの県民に長期にわたり影響を与えます。

教育のあり方という点からたびたび警鐘を鳴らしてきた事柄、生徒・保護者・教師からお聞きした切実な声、これらを県の教育委員会に届ける仕事、引き続き熱い思いで! (2020.5.25)

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