君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
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神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

開かずの踏切事態動かず!平間踏切交渉 |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年12月28日

●「開かずの踏切」として全国的にも有名な平間駅横踏切。市民の皆さんとともに何度も交渉をしていますし、テレビなどでもたびたび取り上げられています。でもなかなか改善が進みません。19日進捗状況を確認するため、JR東日本横浜支社へ。

この間、「平間駅横・開かずの踏切をよくする会」も結成されています。

●この日は、横浜支社総務部総務課長、総務部安全企画室長などの対応です。

いくつかの項目がありますが、私は最初にわかりやすい話として、踏切内の歩行帯にあるブロックの突起について、確認しました。

50センチ程の幅の歩行帯両側に、それぞれ3つほど設置されたブロックは危険この上ありません。

僅かに空いた時間に、人や自転車が急いで渡りきろうとする時に、つまづいて転びけがをした人もいます。せめてこれを取り除いてほしいという私たちの要望に、 JRは車が脱輪しないために必要だと言い張ります。車の脱輪がもし起こるとすれば、こんな一部にブロックがあったって何の役にも立ちません。

このようなブロックがない踏切もあります。この事を指摘すると、「先々はわからないが」と言葉を濁しました。リアルな眼で、判断してくれることを期待したいと思います。

●開かずの踏切となる最大の要因は、警報が鳴り始めてから下り電車が通過するまでの遮断時間があまりに長いことです。下り電車の場合は、踏切脇のホームにとまり、乗客の乗り降りが済んでやおら出発となるまで、2分前後閉まりっぱなしとなります。安全基準を超えているこの遮断時間について、見直しを求めています。

法令では、警報開始から遮断機が下りるまでは 15秒を標準とし、遮断機が下りてから列車の到達まで 20 秒を標準としています。合わせて 35秒です。

これに対し平間踏切の実情は、以前の調査によると、警報が鳴ってから電車がホームに到着するまで55秒から 63 秒かかっています。明らかに過剰です。

 以前から要望しているにもかかわらず、「調整中」との回答。何がネックとなっているのか聞いても明確な答えは無し。

●JR西日本やその他の私鉄では、「賢い踏切」(D-TAS)方式を取り入れて、 30秒以上遮断時間を短縮しているそうです。平間踏切で、この方式を採用できないかと求めました。

これについても正確な把握はしていないとの答え。

●概して不誠実な態度に終始しました。

この間やったことと言ったら、「遮断機が下りている時に踏切を渡るな」という威嚇的な顔のイラスト入り看板を立てただけ。

会の方が調査してくれた最新のデータでは、12月18日8時~8時30分の間で、遮断機が上がった回数は4回、上がっている時間は合わせて1分03秒。当然ながら閉まっている時間は28分57秒。

バーくぐりは実に8回。歩行車だけではなく自転車も多数。子どもを載せた自転車まで!

大型バスは、狭い通路に人や自転車があふれるので、容易に動けません。8時の調査開始前から止まっていたバスがやっと動けたのは、8時23分。

この事態をどう動かしたらいいのか、遮断された踏切を突破せざるを得ない事態をこの人達に身をもって知ってもらわなければなりません。安全性を確保したうえで、遮断時間を短縮する方法はあるのですから! (2019.12.19 )

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