君嶋ちか子

きみしま 千佳子
戦争する国づくりストップを!
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神奈川県議会議員
活動日誌

県議団、沖縄に学ぶ(その3)基地跡地産業振興から辺野古テント村まで |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年11月23日

【北谷町】

●視察2日目午前は北谷町へ。

基地跡地の産業振興がテーマです。

「これまで跡地利用は個別に行われ、商業施設が主だったが、それを競うのもほぼ限界」というのが、この広域構想の基になっている認識です。この点を前日、県の企画部からも伺ったところです。

広域的に、かつ商業施設に終始しないという二つの視点は大事だと思います。

●北谷町は2001年から始まった米軍基地の返還を契機として、土地区画整理事業と埋め立て事業を行い、新たなまちづくりを進めてきました。

その結果、スポーツ公園などを含む観光が中心となっています。従来、第三次産業が中心の町でしたが、今は、観光が占める割合は75.6%、県内有数の観光地となっています。

美浜アメリカンビレッジがその象徴。町役場の方に案内をしていただき、現地にも足を運びました。

個性的なお店が続き、賑わいが感じられましたが、印象的だったのは駐車場。1500台収容の駐車場は、ビレッジ全体の管理費で維持し、使用は無料。

「人を呼び込む大きな力になっています」と県の方も仰っていましたが、共同管理だからこそ可能な方法かと思いました。

公共機関でも次々と駐車場有料化が進む中で、この選択にホッとします。ちなみにコンセプトは「安・近・楽」。

●魅力的な景観をつくるため、用途・高さ制限、敷地面積下限設定、色・形状制限など設けています。

大手資本に売り、後はお好きなようにというパターンに陥ってない事が、好ましい事例に繋がっていると思いました。

●返還に伴う基地従事者の雇用の確保も、大きな問題はなかったそうです。返還に備えて、基地の雇用も漸次縮小していったこと、返還の進行とともに転職も進んだことから、一時的な大量離職には至らなかったそうです。なるほどとひと安心。

でも、返還が進んだとはいえ、まだ町域の52.3%が米軍施設です。

【うるま市】

●午後はうるま市役所へ。

原子力艦船の寄港状況及び原子力災害対策などがテーマでした。

原子力潜水艦が寄港するのは、日本で横須賀市、佐世保市、うるま市の三ヵ所です。

うるま市に関する寄港は、今年度で8回、累積で復帰後598回となっていますが、ホワイトビーチの沖合停泊にとどまっています。

国と県のモニタリングポストが設置されていますが、異常値は今までには、検出されていないという事です。

今までのところ、原子力艦船による直接的な被害は確認されていないとのことです。

●県内33カ所の米軍施設の内、8施設がうるま市にあります。基地が点在しているせいか、米軍に関わる事故や犯罪がとても多くなっています。2005年3月以降で85件もの事件・事故が起きています。米軍住宅などの施設が多いからでしょうか。

原潜よりもそちらの対応が大変かもしれません。平均すると1年に6件以上起きている事になります。これらに対する抗議・要請の行動は、2005年以降で99件。基地被害の深刻さを表しています。

【辺野古新基地建設現場】

●辺野古の現状も見届けたく、辺野古岬に向かいました。しかしながら一般車が行けるのは、辺野古岬がはるか先に見えるという地点まで。無残に土砂が投入されている状況を目の当たりにすることはできませんでした。

●でもここにも、新基地建設反対のベースともなる座り込みテント村があり、思いを共有することができました。「座り込み5686日」の看板が。このテント村は8時から午後4時までの開設のため、もう既に人影はなく。

「はるか先に見える辺野古岬。埋め立て用の護岸とクレーン」

3年前に基地建設反対の支援で来た時には、作業船で辺野古岬を回りました。その海に、2018年12月から土砂投入が強行されています。県民投票を初めとした県民の強い意志を踏みにじって。

排除されても、排除されても、また座るという不屈の闘いが続いています。(2019.11.12)

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