君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

県議団台風被害調査その3 『介護施設と工場』 |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年11月6日

●県議団台風被害調査、3回に分けて書くことになってしまいました。午前の高津区、午後の市民ミュージアムを経て、介護老人福祉施設みやうちへ。
ここも被災直後訪れています。それから2週間以上たっているのに、まだ懸命の作業が続いていました。

●1階は、障がい者の通所施設(60名)とデイサービス(20名)に使用していましたが、浸水は腰高にまで及びました。現在受け入れをストップしているので、それぞれに家族の方が大変なのではと案じていました。
肢体・精神障害の方も利用していますが、知的障害者が主です。重度の方もいて、いつもと違う場所ではなかなかなじめず、他に通うことは困難とのことでした。

●デイサービスで使用していた車いすから横滑りで入れるお風呂と寝たまま入れるお風呂も浸水で使えなくなりました。1台1千万円以上のものです。
1階の事務室の床は張替を余儀なくされ、はがされている状態でした。ファクスのみ復旧しましたが、電話はまだ使えません。車は18台すべてが使えなくなりました。

IMG_6009「1階の障がい者のスペース」

IMG_6011「貼り替えの為に、床を剥がされた事務室」

当日は、2階の入所者は3階・4階に避難させました。重度・最重度の要介護者が4割です。ベッドのままのエレベーターの移動は大変だったことでしょう。
調理室が4階に設置されていたおかげで、電気・水道復旧後は入所者の食事は用意できました。
これからは、大切な機能は2階以上に、というのが常識にならざるを得ませんね。

IMG_6019「使用不可となった事務用品など」

●この後は、宮内の工場数社を訪問。
(有)W加工は、全ての機械が浸水の被害を受けました。
今は機械なしでできる仕事を細々とこなしているとのこと。機械業者は今回の被害で忙しく、いつ来てもらえるかはわからないそうです。「保険がどこまで出るのか」「客が果たして戻ってくるか」と不安げに語ります。

●(株)M工業、一台数千万の機械が10台ほど被害を受けています。
保険には入っていず、車もフォークも水をかぶり使えなくなりました。仕上げ途中の仕事は同業者に依頼しました。見通しが全く立ちません。

三和クリエーション(株)は、新聞やテレビの取材も受けています。
所属する工業会63業者のうち22業者が、浸水の被害を受けたといいます。同社については89台の機械のうち81台が、70センチほどの泥水に浸かりました。明らかになっているだけでも3億円を超える被害となっています。修理可能な機械もあると思われますが、修理代金もどれだけに及ぶのかわかりません。
さいわい、品質管理部門を2階に設置していた為、限定的な仕事はできているとのことです。
超硬素材による超精密・微細加工の技術を駆使する会社ですが、「夏から景気は落ち込んでいる。今回の被災が追い打ちをかけるのでは」と語ります。

IMG_6025「片付け中の工場内部」

●こちらの社長さんは、様々なネットワークを持つ方で、仕事や従業員のやりくりにもそれが強みになっていると思いました。どの分野においても、連携が必要なことを実感します。
行政に望むことは、「水害のメカニズムを明らかにしてほしい。それがわからなければ、対策の立てようがない」と。「川の状況含め、災害のセンサーをつけてほしい」とも。(2019.10.28)

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