君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

県議団台風被害調査(2)市民ミュージアムその後 |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年11月4日

●県議団調査川崎台風被害、午後は中原区。最初に地下が水没した市民ミュージアムへ。
14日、建物裏手に水がお濠のように溜っていた市民ミュージアムを見た時のショックは忘れられません。多摩川の氾濫ではなく、等々力緑地内の水が流れ込み、地下室に通じる外部スロープが水没。その時は、市のポンプ車が汲み上げていましたが、1日汲み上げても50センチほどしか水位が下がっていませんでした。水深は当初4メートルに及ぶといわれていました。
市のポンプ車に加え、国交省の大型ポンプ車が名古屋から応援に駆け付け、17日にようやく水は引きました。

IMG_6034-2「窓のガラスに残った水位の跡」

●この日、地下内部はまだ立入も許可されず、入ることはできませんでしたが、川崎市市民文化振興室の方から写真を見せていただきました。
やはりひどい状態。頑丈なドアがひしゃげ、机がひっくり返り、収蔵ラックが散乱していました。14日、急きょ伺ったときには、「ドアがしっかりしているから、ひょっとしたら、中は大丈夫かも…」とかすかな期待も語られたのですが。

IMG_5925「14日、地下水没の水未だ引かず」

IMG_6037収蔵室ドア(川崎市提供)」

IMG_6036「収蔵室内(川崎市提供)」

●説明は以下の通り。
【内部状況】
 *9つの収蔵庫全て水没。
 *扉は水圧で変形し、開かず、電動カッターでようやく入った。
 *可能なものはとりだしているが、未だごく一部。
 *収蔵物(26万点)の全容は、未だ把握できていない。
 *床が盛り上がり、板をはがさなければいけない状態。
 *同じく地階にある機械設備も水没したため、電気と水も未だ使えない。
【対 応】
 *カビも発生してきており、大型の冷凍庫に入れる必要があるが、近くに冷凍倉庫の空きが見つからない。
 *紙類の手当てが急を要する。
 *可能なものは現在洗浄中。
 *国立博物館の専門チームと作業方針含め、対応検討中。
【体 制】
 *発電機で最低限の電気を供給。
 *事務作業は、1階食堂部分の使用と等々力アリーナの事務室を借用して行っている。
 *トイレも等々力アリーナを借用。
 *文化庁に支援要請中。
【損 害】
 *動産のみ、全国市有物件共済会の保険対象として42億円が算定されている。
 *損害額など、収蔵品については到底つかめていない。
 *建造物の損害も、未だ把握できていない。

IMG_5998「作業が進む市民ミュージアム」

●生活用品や営業の道具が失われる大変さとは、また違う苦渋が滲み出ていました。いくらお金をかけても代替が効かないのですから。災害直後にお会いした学芸員の方の涙に象徴される悔しさ、哀しさです。職員の方のご苦労も察して余りあります。

この調査には、中原区選出のおおば裕子市議・市古次郎市議とともに、川崎市議団文教委員のかつまたみつえ市議と片柳すすむ市議も加わりました。今後市議会でも、問題を探り、対応方針など審議しなければなりません。重たい課題が山積しています。
他施設においても、課題は共有されなければなりません。私たち県議団においても他人事ではありません。
はたの君枝衆院議員も、実態調査に加わりました。国の施策にも活かさなければなりません。

●今回も長くなってしまいました。中原区の調査はまだ続きます。次回も是非お読みください。(2019.10.28)

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