●ようやく予算要望書が完成し、知事に手渡すことができました。各分野の要望がずっしり詰まっています。
この要望書をまとめるのは、毎年大変な作業となります。夏に3日間の合宿を行いますが、これで議論が終わったためしはありません。必ず少なからぬ部分が残り、その後も議論を続けるのですが、団会議も他の課題があるため、そう簡単には済みません。
結局、まとめは事務局にとって大変な作業になります。会議だけではなくメールも含めいつもギリギリまで、やり取りが続きます。
今年は、控え室の引っ越し(4月選挙後の会派数に合わせた修正工事に伴う)が、10月18日だっため、この準備とも重なり、とりまとめの事務局のSさん、本当にご苦労おかけしました。
●昨年は、知事が説明もなくこの場に出席しない(多分、知事が日本共産党の藤井議員に対し議場で罵声を浴びせたたことが原因でしょうね)という出来事もありましたが、今年は笑顔で現れました。
私はこういう態度に抵抗を感じます。知事の議場での行為に対し、私達は抗議をしその撤回を求めているのに、何も応えず(異論を唱えることも含め)、その後出るべき場に2度も現れないという不誠実な対応をしながら、期が変われば何も無かったかのように接してくる態度には、とても不満を覚えます。
●でも、県民の皆さんの大切な要望をそれで損ねることはできませんから、その抵抗感は脇において、要望書を手渡しました。
知事は、毎年「県民の皆さんの声を集めたものでしょうから、しっかりと重く受け止めたい」といいます。
今年もその言葉を聞きましたが、そのたび私は「でも、やっていることは違うんだよねえ」と思いながら聞いてきました。
知事の態度はそうであっても、予算要望書は、それぞれの担当者に影響を与えていますから、粘り強く取り組むことはやはり大事です。
●今回は、19号台風被害への緊急対策等を求める申し入れも行いました。
申し入れ書は、「生活基盤・産業基盤の回復について」と「今後の災害対策の強化に向けて」と大別し作成しました。前者については道路・鉄道・河川に関わる復旧とともに、住民への支援メニューの拡充を求めています。中小企業支援も切実です。避難所の改善も求めました。
後者については、緊急放流を行った城山ダムの対応についての検証、また多摩川の氾濫がなくても生じた浸水被害の解明と対策などを求めました。
●私はやはり「住まいの被害とともに企業支援の重要性」を訴えました。「機械が水をかぶり使い物にならず、被害は数億円に及ぶ中小企業が続出している。仕事ができない期間が続くと客も戻っては来ない」という切実な声を届け「自力での事業再開などは困難。行政が最大限の支援を」と訴えました。
知事は具体的な答えは避け、この間の県の対応の説明などを中心に話していました。支援策を早急に担当部署と詰めなければいけません。