君嶋ちか子

きみしま 千佳子
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神奈川県議会議員
活動日誌

KISTECと「企業の未病」を質す特別委員会 |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年9月12日

●本会議に先立って、第2回グランドデザイン特別委員会が開かれました。
共産党の議員が所属できる常任委員会が5つに限られる中で、特別委員会は普段関わることのできない問題に言及できる貴重な機会です。
今回の委員会は、グランドデザインに関わる産業分野が対象です。
ここでも目安として示されている時間は、答弁含めて15分しかありませんが。

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●取り上げたひとつは、地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所(KISTEC)についてです。
この施設は、2017年、県立産業技術センターと(財)神奈川科学技術アカデミー(KAST)が統合し、同時に地方独立行政法人とされたものです。
産技センターは中小企業の技術支援で役割を果たしてきました。その役割がKASTとの統合により弱まらないかと、さらに独法化されることにより、多くの大学法人のように財政的な困難に陥らないかと懸念していました。

●KISTECは、研究開発、技術支援、事業化支援、人材育成、連携交流などを事業として行っています。
事業化支援についても、産技センターは実際の企業活動の中から生み出される新たな製品化などを中心に支援し、一方のKASTは、大学や企業の研究開発を経て実用化に至る製品の技術支援を図るという具合に、同じ事業化支援についてもアプローチが違っています。

●今回、技術支援の独法化前後の変化を図る一つとして、取扱数・取扱いシステム・料金・人員体制などについて聞きました。
その結果、2017年の独法化前後で比べると、取扱い件数は2016年54,082件に対し、2018年54,569件とほぼ同数。
取扱いシステムについては簡素化し、かつ料金の後納を可とし、利用し易くしたとのこと。
事業に関わる人員体制も以前と変わらないという事でした。
これらを聞き、とりあえずホッとしました。

●事業化支援についても、統合化前後の変化について聞きました。2016年116件・2017年126件・2018年130件という事でした。
産技センターがニーズに基づき、KASTがいわゆるシーズに基づき実用化に至るというそれぞれの特徴を生かしているという答弁でしたが、これについては、一言では済ませられない問題が種々あるように思います。
この分野に関わりが深い人からは、やはり開発など華やかな部門が人もお金も吸引し、技術支援の体制が弱まらないかとの懸念が示されています。引き続く課題です。

●他の分野でとりあげたのが「企業の未病」です。中小企業の経営診断に関わりネーミングしている訳ですが、言葉をもてあそぶのはやめるべきです。
知事好みの健康と病のグラデーションなどの言葉が並べられ、どこに位置するかを計算する作業を経営者に求めます。でも結局は、「未病状態のどこにあっても、少しでも健全経営に持って行こうとするのが、企業経営の未病改善です。」としている訳ですから、いらない作業を強いている事になります。

●グラデーションに関わる作業は余計なことです。問題はあくまで具体的です。問題点を分析し、その改善のために必要なアドバイスなどを的確に行い、さらには資金面で支援できる制度が求められているのです。
忙しい中小企業の経営者などに、こんな意味のない概念を持ち込み、不要な作業を強いることはやめるべきと求めました。
私が、経営者の立場だったら怒りますね。「必死で動かしている事業に対して『未病』など余計かつ失礼な形容詞を用いるな、さらに無駄な作業をさせるな」と。(2019.9.5)

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