君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

議会最終日、住民の願いがまっすぐに届く議会と県政作りたい! |君嶋ちか子|神奈川県会議員

2019年3月23日

●議会最終日、私は反対討論に立ちました。
新年度に関わる議案の反対の主なものは、神奈川県一般会計予算案と消費税増税に伴う各種値上げについてです。
一般会計予算案について、反対理由の主なものを以下に記します。

2019.3.15

2019.3.15反対討論2

▼最初に、ヘルスケアニューフロンティア政策についてです。度々批判していますが、ここには自治体の政策として看過できない仕組みが持ち込まれています。県は最先端医療を支え、県民は、そこから生み出された製品やサービスを購入せよというのが政策の流れです。
これでは、経済格差が健康格差に直結します。医療機会の確保や健診の無料化などで健康を支える事こそ自治体の仕事です。

▼次に、「県立高校改革」です。「改革」と称して、高校数削減や、各校に無理な特色づけを強いています。それによって予算上も教育内容上も格差の拡大を招いています。
地域にバランスよく「当たり前」の県立高校を存在させ、生徒の学ぶ権利を等しく保障すべきです。

▼教育無償化が前進したことは評価できますが、朝鮮学園に通う生徒はそこから除外されています。この差別的取り扱いをやめ、朝鮮学園生徒への補助再開を求めました。

▼また予算案に、次の内容が全く盛り込まれていない事も問題です。
ひとつは、医療費助成制度の県負担分の拡充です。共産党県議団も求め続け、市町村からも毎年要望が出ているにもかかわらず、知事は全く答えようとしていません。
またひとつは、介護士・保育士等の処遇の改善策です。これらも神奈川県一歩も進んでいません。県内の偏在を招かないためにも、県の補助策が必要です。

●国民健康保険事業についても、「高すぎる保険料」の解消のために、国庫負担の増額と均等割の廃止を求めました。保険料が払えないために、医療を受ける機会を失うことがあってはなりません。国民健康保険制度は社会保障の一環なのですから。

●神奈川県水道事業会計予算についても、水道事業包括委託が盛り込まれていることから反対しました。命を守る水道は、営利の対象ではありません。箱根地区水道事業包括委託は、県営水道に戻すべきです。今、世界では、民営化の弊害に窮し、再公営化も進んでいます。

●職員の勤務時間等に関する条例についても、反対しました。上限を設ける事は評価しつつも、残業の上限時間を、臨時的には月100時間未満まで可能とした点が問題です。

●平成30年度補正予算案については国直轄事業の負担金が課されていることから、また必要性の少ない羽田連絡道路への補助金が投じられていることから反対しました。

●共産党は、これら含む24の議案に反対しましたが、82の全ての議案が可決されました。
今回、11件の請願が提出されました。中学校給食の実施に向け補助制度を求めるものが4件ありましたが、いずれも採択は共産党のみ。要望が強いこの請願、他の会派の受け止めが残念です。
小児医療費助成の拡充を求める署名についても、採択は共産党のみ。

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住民の当たり前の要望、深刻な実態を変えたいと願う要望、これらがまっすぐに届く議会・県政にしたいとつくづく思います。
4月7日の知事と県議会議員の選挙、有権者の皆さんの選択に期待します! (2019.3.15)

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