2015年1月12日、この日も盛りだくさん。
朝は小杉駅北口で成人式に向かう若者に挨拶とエール。
若者たちを取り巻く状況も本当に大変です。学生は高い授業料とバイトに追われています。今やブラックバイトという言葉さえ飛び交っています。そして奨学金という名のローン。600万以上のローンを背負って社会生活をスタートする例も珍しくありません。就職後も決して安泰ではなく、ローンを払い続けられる保証だってありません。
既に職業人として成人を迎えた若者は言うまでもなく、経済的にも肉体的にも過酷な状況があります。明日への見通しが困難なケースもあります。
多くの若者が「おめでとう」を実感として受け取れる社会にしたいと切実に思います。
午後は多摩川河川敷で宮内のどんど焼き。町内会や野球リーグ、消防団など多くの方々が力を出し合ってこのような伝統行事を伝えています。私はこの歳にして初めての参加。県政相談室長として地域を回る中で改めてお祭り、初詣、どんど焼きなどの意味を受け止めています。
それは現在において貴重なコミュニティーの場であると同時に、その行事が伝える文化に思いを馳せる機会でもあります。日本の生産者が営々と営んできた楽ではない暮らし、その中でこのような行事に込められた思い、いっときのエネルギーの爆発、そんなことを思いながら炎に目を凝らしました。
このような取り組みが子供と一体となってできる、そんな街を大切にしたいものです。
合唱団いちばん星の第22回コンサート。私が入場できた時は残念ながら既に第3部。自由と平和のステージと銘打ったメドレー。戦後国民が想いを寄せた歌曲に託して未来への願いを歌い上げていると私は思いました。それらの曲は直接的なメッセージ性を有しているわけではありません。いわゆる歌謡曲です。でも私は感動しました。
戦争の悲劇を負い、貧しさや様々な謀略もある、でも自由がある、そんな戦後の開放感が十分に表現されていました。一方で聴く側にも歌う側にも、現在の安倍政権による危機的状況が重くのしかかっています。その重苦しさはこの戦後の庶民の素直な感覚をとても愛おしく感じさせてくれます。
私は思わず涙を流してしまいました。私は無邪気な明るさを愛します。この明るさを奪う者を許さない!という思いからでしょうか…戦争を知らない私たち世代は、民主主義の中で生まれ育って歳を重ねてきました。平和を守りたいと今ほど強く願ったことがあるでしょうか!