●中原区と高津区の境に江川せせらぎ遊歩道があり、市民に愛されています。
せせらぎには、等々力水処理センターで処理した水が流れ、せせらぎの下には雨水貯留管が通っています。本来の川底ではないところが、私としては少々、残念なのですが。
●このせせらぎの管理にも参加している、市民団体「森とせせらぎネットワーク」主催の灯ろう流しが、毎年行われています。
私はここ数年参加するようになり、灯ろう流しの折には、スムーズに流れるよう長い竿でお手伝いする役を引き受けていました。
今年も参加する予定でいましたが、お通夜が急遽入り、遅れての参加となりました。
●用意した灯ろうのキット300個は売り切れとなったそうですから、参加人数はその三倍以上にはなっていると思います。大体皆さん家族連れで、お子さんだけが灯ろうをつくったりしますから。
灯ろう流しの前に、いつも行うトランペット演奏とひとみ座の出し物も、いつもより大勢の人が参加していたといいます。
多くの人に愛される行事になっているのは、嬉しいことです。
●1985年から、江川せせらぎ水路計画が始まっています。市民の「江川の水と緑を考える会(その後「森とせせらぎネットワーク」に再編成)、がつくられ、市民の声を反映させてきました。「井田山の自然を守る会」とも連携しながら、2003年には、せせらぎ遊歩道が完成します。
●自助や共助ばかりが強調される昨今、私は行政の役割や公助を疎かにしてはいけないと考えています。
でも、まちづくりにおいて市民の声はより反映されるべきですから、せせらぎ遊歩道に示された市民と行政の協働は、基本的には好ましいことだと思います。
また、市民団体の皆さんが継続してまちづくりにとりくんでいる事に対し、敬意と頼もしさを覚えます。
行事に参加する若い市民に、このような取り組みの意義をもっと伝えられたらいいなあと思います。
(流れる灯ろうも、私が着いた頃は数が少なくなっており、ちょっと寂しい写真となりました。後片付けに頑張る姿を撮って頂いたのですが、これも残念ながらピンボケ。) (2018.8.18)