君嶋ちか子

きみしま 千佳子
戦争する国づくりストップを!
市民とともに 県政を動かす!
神奈川県議会議員
活動日誌

前川さんへの共感、面従腹背でなければ生きていけない社会の異常

2018年3月30日

●多くの人が楽しみにし、「満員御礼」の札を早々と掲げ、申し込みを断らなければならなかった講演会。
「なんてん~神奈川10区の会」結成一周年講演会でお呼びしたのは、あの前川喜平さんです。

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日本国憲法最大の眼目は「個の尊重」ときっぱり。個人の尊厳を守るために三大原則(国民主権・基本的人権の尊重・平和主義)がうたわれていると。
三大義務(納税の義務・勤労の義務・義務教育)にも触れているのですが、勤労の義務は強制労働にも繋がり、義務教育は誰に課せられた義務であるかが不明であると(しいて言えば、国家に課せられた義務。でもこれでは国民の義務と国家の義務が混在)。また国民の義務を前面に出すことは、「個人の尊厳のために国家を縛る」という憲法の本質を見誤らせるものであると指摘。
三大義務はあまり語られることがないと思いますが、ここをしっかりとチェックしているのがさすが。

●次いで、前川さんが愛情寄せるのが教育基本法。2006年の教育基本法改正によって、崇高な前文も削除され、大きく変わってしまったと。(これは私も忘れられません。第一次安倍政権の憲法改悪に向けた大きな一歩)
「人間は学んで人間になる」と語ります。その点からも、教育機会確保法給付型奨学金制度に情熱を注いだことは、退官時の職員へのメールにも記されています。

●教育行政は、本来「助け、励ます行政」であるとも。
前川さんの見識とハートを、フルに生かすことが可能な文科省であったなら、日本の教育も国民の認識も今とは大きく違っていたことでしょう。
有名な言葉になってしまった「面従腹背」でなければ仕事が続けられない行政。
前川さんの場合は、それでも一市民としての、また主権者としての視点を常に忘れなかったといいます。だから、加計問題に関わり示された、見事な行動も可能となったのでしょう。

●前川さんの人間性に大きな共感を覚えつつ、人間としての声を、時に押し殺さなければ生きられない「日本社会の異常」が重たく迫ってきました。
憲法も教育基本法も、戦後、真っ当な社会をめざして高らかに作られました。その後、急速な右旋回があらゆる分野で起きたとはいえ、その民主化を捻じ曲げた動きが、70年もの長きにわたり憲法否定の方向で深化していることに、改めて慄然とします。

●その総仕上げをやろうとしている安倍政権。前日の佐川前理財局長の証人喚問がいやがうえにもリアルに迫ってきます。
「アーやっぱり人間になれなかったか。この人は」と怒りを覚えながら聞きましたが、佐川氏のようなうつろな眼差しを少なからず生み出す社会、人間の声を封殺する社会、これを変えなければ、の思い募るばかりです。(2018.3.28)

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