11月6~8日の「辺野古・高江のたたかい支援ツアー」に参加しました。
来る前から「ツアー」といってしまうのが抵抗あるところでしたが、現地では「支援」という言葉も難しく感じてしまいました。この点はまた後で。
6日は、工事が止まっている辺野古へ。大浦湾をほぼ一周しました。現在工事が止まっているにもかかわらず、海上保安庁と警備会社の警備船が巡回し、その費用が1日1800万円とのこと。
この海上で、海保による抗議船への暴力が繰り広げられていたんだと思い返しながらの一周でした。小さな船は木の葉のように翻弄されます。しぶきを浴びて衣服はぐっしょり。塩で顔はざらざら。
船を下りて、名護共同センターに向かいました。「アーここが新基地建設反対の拠点を担ってきた名護共同センターか」と感慨覚えながら、ドアをくぐりました。
皆さんからお預かりした支援カンパを手渡しました。この時点で、約108万円。この金額は、センターで過去最高とのことでしたが、沖縄への思いがかつてなく高まっているという事だと思います。
印象的だったのは、沖縄問題の本質は「差別」ではなく「主権」だという古堅宗嘉さんの言葉。
同感です。差別は確かに存在しますが、「差別がある、だから本土でも基地負担を」では何も解決しません。住民自治を担う主権者として「私達の生活と相いれない」と主張し、「危険な基地は日本から取り除けと」国の主権者として見通すことが必要だと思います。
この本質を据えてこそ、「沖縄問題」は「日本の問題」になり、日米安保の本質に迫ることになると思います。
「自分たちは人柱になる」と覚悟を示し「青年たち起たんか」と若者を鼓舞するおばあちゃんたちの話も胸に迫りました。このおばあちゃんたちは戦争で生き残ったことの辛さも十分すぎるほど知る人たち。集まりが敬老会ではなく「成人式」と書かれている写真を見て、沖縄ってほんとに「凄い!」と思いました。
時間が来てここを去る時、「沖縄は絶対負けない」と確信しました。(2016.11.6)