君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

なぜ憲章策定をそんなに急ぐ!?

2016年10月12日

●11日は、第3回定例会の前半最後の常任委員会の筈でした。ところが厚生常任委員会はまだ続きます。しかも11日は、昼食後の再開は18時30分。終了は21時30分。
なぜこんな事になっているかといえば、知事が突如持ち出した「憲章」をめぐっての調整のためです。

知事は6日の予算委員会における答弁で、共生社会に向けた憲章をつくるとし、14日の本会議で成立させたいとしています。その為に強引な日程が続いています。

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●私はこの日、議案や報告事項に対する意見表明とともに、憲章に対する基本的な考えを再度述べました。
「憲章をつくる趣旨には賛成。しかし、憲章は声明などとは違い、長い期間にわたる規範ともなる。実効性あるものにするためには、当事者の意向を反映させること、幅広い県民の参加などは不可欠。1週間で作文し、議会の賛同を得たとするのでは不十分過ぎる。14日成立にこだわらず制定に不可欠なプロセスを踏むべき」と。

やまゆり園にかつて家族が暮らした方の「あまりにも拙速。元職員の行為であるのに被害者の視点しか持たない知事の発想で事を進めるならば、有効な憲章になりえない」ということばも紹介しました。

また、1984年の「神奈川非核兵器県宣言」が、148万の署名を基に様々な曲折を経て作られたことも、当時の長洲知事が「県民・議会・知事の共同作品」にしたいと気持ちを込めたことも紹介しました。
宣言や憲章はこのような広がりと積み重ねを基にしてつくられるものです。

拙速な憲章づくりに議会が歩調を合わせることは、「共生社会」への期待を裏切るものになりかねません。(2016.10.11)

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