●神奈川県議団は、5月24日に「ヘイトデモに際し、県民の安全確保を求める申し入れ」を神奈川県警本部長あて提出しました。
県警への申し入れはあまり例がないのか、先方は戸惑い気味。写真撮影もOKが出ませんでした。とはいえ、ヘイト解消法もこの日成立。法の趣旨を踏まえた対応と適切な警備を求めました。
●26日は、「ヘイトスピーチを許さない川崎市民ネットワーク」の皆さんとともに川崎警察署に申し入れ。国会議員、市会議員をはじめ多くの方々が参加。県議団を代表して私も同行しました。
申し入れの予約をしていたにもかかわらず、会議室に「入れる」「入れない」で40分ほどのやり取り。こういう場面に必要以上に警戒しているように思われました。警察にも、市民の声を届けることを旺盛に行う必要ありですね。
●「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取り組みの推進に関する法律」いわゆる「ヘイトスピーチ解消法」の成立を受け、責任ある対応を求めました。川崎市内では、12回のヘイトデモが行われ、11回目と12回目は、在日コリアン住民が多い地域を狙い撃ちするコースが計画されました。
2回とも市民の包囲で、その地域に入ることは許しませんでしたが、6月5日にも同じ行動が告知されています。
この間のヘイトスピーチやデモにより、住民の方は多大な被害を受けています。居住地には入れさせなかったものの、「朝鮮人殺せ!」などの大音響は、この町に住む人々を脅かしています。
●国会で参考人陳述を行った崔さんは、この日も副署長に訴えました。「エレベーターに乗るのも怖い」「バスから降りる時もあたりを警戒してしまう」「法ができても同じ光景が繰り広げられるなら、あの時恐怖で泣き叫んだ子どもたちは絶望してしまいます。どうか私たちを助けてください」と。
6月5日のヘイトスピーチ・デモを認めないよう、参加者一同強く求めました。