▼ 中原空襲展に続き、同じ会場(中原市民館展示室)で12日から、「中原平和を願う原爆展」が開かれています。
こちらは14日に訪れましたが、いずれの展示会も、中原で培われてきた平和を希求する底力を感じさせるものでした。
▼この展示会では、3つの脅威を取り上げています。
【ひとつは】言うまでもなく広島・長崎の原爆です。
被爆から10年後に白血病で亡くなった佐々木貞子さん。棺の中の少女、そのきれいな顔に胸を突かれました。
核廃絶を願う運動を営々と続けながら、私たちは71年目を迎えようとしています。
【2つ目の脅威は】横須賀に常時寄港・停泊している原子力空母と原子力潜水艦。
昨年10月からは、原子力空母2代目のロナルドレーガンが増強配備されています。福島第1原発の原子炉2基に相当する原子炉を搭載しています。
事故が起きれば、東京・神奈川・千葉ほぼ全域に、急性障害を引き起こす250ミリシーベルトの汚染が想定されます。三浦半島は全数致死の7シーベルトの予測。
【3つ目の脅威は】福島の原発です。
事故から5年が過ぎようとしていますが、事故収束は見通しが立ちません。海水に大気に、汚染物質が放出されています。除染と汚染の繰り返しが続いています。いたるところに除染物質を包み込んだ黒い袋が山積みとなっています。
作業員の悪戦苦闘も続いています。
▼米軍基地機能のさらなる強化を受け入れる政府。
原発再稼働後押しを強行する 政府。
21世紀も国民を核の危険にさらし続けようとする政府。