君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
働く場と学ぶ場に希望を!
神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

人が川岸になって |君嶋ちか子|神奈川18区|前県議会議員

2024年9月9日

●コロナの中断はありながらも毎年、平和館横の二ケ領用水で「平和を願う灯ろう流し」が行われてきました。今年は台風とぶつかり基本的に中止となってしまいました。でもオープニングを平和館で行うとの連絡。

オープニングは東住吉小学校の5年生の子どもたちが、二ケ嶺用水の歴史を調べて報告してくれました。その中では戦争の歴史にも触れています。この地域には軍需工場も多く空襲も激しかったのです。

平和の大切さを心に刻み込む学びとなることを願っています。

そのあとは、保育園の子どもも加わって、城谷護さんとゴローちゃんによる腹話術が始まりました。子どもが笑い転げる姿を見るのは本当に心地よいものです。

ここまでと思っていたら、司会者が「参加の皆さん、二列に並んでください。その間を灯ろうが通りますので」と。自分がつくった灯ろうを掲げて子どもたちが歩きます。参加者が川岸になったのです。

私は「えーっ!なんて素敵なことを考えつくのだろう」と思いました。私たちも子どもたちの作品を見ることができますし、せっかく作ったのですから、子どもたちの気持ちも少しは浮かばれるというもの。

ここでいったん閉めて、「時間の都合がつく方は、被爆体験者のお話をお聞きください」との案内。

平間在住のJさんが冷静に話し始めます。地味な話ぶりだと思うのですが、子どもたちは最後まで集中して聞いていました。

やっぱり伝わるんですね。

残念ながら、川にゆらゆら流れる灯ろうは見られませんでしたが、実行委員の方々の工夫で素敵な灯ろう流しとなりました。

灯ろうに込めた思いも、被爆した方のお話も、子どもたちの心にいつまでも残るといいなあと思いました。(2024.8.29)

新着記事

  • 過去の記事

  • facebook
PAGE TOP