君嶋ちか子

きみしま 千佳子
神奈川18区から政治を変える
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神奈川18区女性・雇用相談室長前神奈川県議会議員
活動日誌

女性宣伝で選択的夫婦別姓制度を語る |君嶋ちか子|神奈川18区|前県会議員

2024年6月24日

●毎月行っている女性宣伝。日本共産党中原区女性後援会の主催です。今月は、はたの君枝前衆議院議員も参加。

この日は、いつもの基本的なこと(企業団体献金やめさせ、まともな政治を等々)に加え、選択的夫婦別姓制度について話しました。

私はこれまでも「統一協会の社会的影響」として、簡単に触れることも多いのですが、この前日国会の党首討論で田村委員長が取り上げたこともあり、はたのさんも宣伝の中で語っていました。

●党首討論の中では、早期実現を求める共産党に対し、岸田首相は「様々な角度から議論を深める必要がある」となおも慎重な態度を崩しませんでした。「女性に大きな不利益が生じていることは重く受け止める」としながら、それ以外の角度からも考える必要があるとも述べています。

踏み出さない理由としては「家族の一体感にかかわる問題だ」としています。

田村委員長は「家族の一体感にかかわる問題」と捉えること自体が、特定の価値観に他ならないと指摘しました。

「家族は一体であるべき」とする価値観の押し付けに通じるという意味だと思いますが、首相はどこまで理解したのか「そんなことは決してありません」と根拠なしに応じています。

●首相自ら世論調査では「現在の同姓を維持する=27%、「同姓を維持したうえで別称の制度を法制化すべき=42%、「夫婦別姓制度を実行すべき=28%、と述べ、「だから様々な価値観、様々な立場があり世論調査も分かれている」としています。

でもここは、同姓にこだわる人が27%、それ以外の73%は別姓を認めていると解すべきではないでしょうか。

●でも実は選択的夫婦別姓制度は、これらの考え全てに添えるのです。「選択的」ですから、同姓にしたい方は同姓、別姓にしたい方は別姓が可能です。

ここにおいて首相の理屈は破綻しています。この制度は誰にも「強制」はしません。誰も困らない制度です。

姓の強制によって生じている被害を一刻も早く救済すべきです。

●ついでに首相いうところの「家族の一体感」について。

 ①「家族は一体」でなければいけないという合理的理由はありません。家族にはさまざまなスタイルも関わりもあります。「一体」か否かと関係なく幸せな人たちはいます。

 ②同一の姓を名乗ることによって「一体感」が得られるとは限りません。同一の姓によっている現在であっても、日本社会には一体ではない家族は少なからずありますから。

●ついでにもう一言。

国の在り方にもかかわる重要法案は、十分な議論が尽くされていなくても10時間にも満たない審議時間で強行成立させています。夫婦別姓制度はもう何年も前から取り上げられています。ダブルスタンダードそのものです。

ちなみに統一協会は「選択的夫婦別姓制度は、日本の婚姻・家族制度の根幹を揺るがす」としています。

●これらの議論も踏まえながら、宣伝を楽しく終えました。懐かしい久しぶりの方にも会えました。「元気?がんばってね」との言葉が互いに。

宣伝はやはり楽しいですね。(2024.6.20)

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